平坦に思えるほど緩い坂道を。

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zoom RSS シーツ干しながら、隣の雑居ビルをぼんやり見たりしてね。

<<   作成日時 : 2007/05/25 17:13   >>

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 それがないだけで、ぐんと豊かな時間は増えるのさ。という教えに従って・・・では全然なく、
 「うっすいやつ買うお金もないし、これ以上のタコ足はマジでカンベン!!」てことで、ずーーーーっとテレビのない暮らしをしています。
 もともとあまりテレビを見ないので未練もさほどないし、このインターネット社会、調べ物もニュースも天気予報も、必要なときに検索すればよいことだからーーまーなんとかなるでしょーーというのが、テレビなしライフの出発でした。
 「テレビなんて、持ってないんだよねーーーって言いふらしときゃ、そのうち誰かがくれるよ〜〜」というよーなことを数人に言われましたが、そこは私の不徳のいたすところでしょうか、その後誰からもいただけないまま時は過ぎ、
 それでも、「辻ちゃんのできちゃった結婚」レベルのニュースならば何人かの親切な知人に教えてもらったりしつつ〜〜今に至っております。
 で。今のところ、ほとんど困っていません。困らないので、今後買う予定もなし!!
 NHKの受信料徴収のおじいちゃんは時折部屋のインターホンを鳴らしますが、「ワタシ、テレビ持ッテナイノデ!!」と自信を持って答えられることの、ああなんと気持ちいいことよ・・・・(完全に疑ってるみたいだけど。で、こっちも「ホラ見てくださいよ!」とも言わないけど。怖いから)。
 ・・・しょっちゅう実家に帰るので、あまりにも見たい番組は録画しておいて滞在中に見ることは可能だし(レンタルDVDも同様。といいつつ、実は一本も借りてないんだけど、引っ越して以来)、土日の番組は、そのままダラダラ見たりもしています。
 テレビがある暮らしってこーゆうんだったなーーーそうそう〜〜って感じで。どっちかっていうと、気分を味わうためにーーみたいな。あーーみんな喋ってるわーーにぎやかにぎやか、って・・・(普段見ていないと、テレビって、出てくる人がみんなずーーっと明るくテンション高く喋っているので・・・なんだか遥か別世界〜〜つーか、ちょっとおかしな人たちの国、みたいに思える。随分前から、喋るだけじゃなく、喋ったことのテロップまで入るしーー。特におもしろくもない部分まで、これでもかというようにしつこく。CM前後に同じ場面が映るのももはや定番だしなあ・・・)。
 てことで、テレビがなくても私はけっこう平気みたいよ。という確認はできたわけですが。
 だからといって、「ばかばかしい、ただの箱じゃない。 NO!! 情報過多」とも思わないし、恋しくないんだから「やっぱりあるといいもんだなーーちょっと無理してでも買おうかしらん」とも当然思わない。そんなところかしらーー。
 まあーとりあえず、この部屋に住んでいる間はなくていいわねーー。置いてきれいに収まる場所がないものーー(大前提!)。
 と。そんなことを改めて考えたりしました。 先日、川上弘美さんの『ハヅキさんのこと』を読んで。そこにテレビのない人たちの話が入っていた関係で。
 短編集なんですが、私の心に響いたのは「ぱちん」という話でした。これを読んだだけで、洗濯物が干せる屋上のあるマンションに住みたくなったくらいよ。わーーロマンチストやないか〜〜〜(てゆっても、特にロマンチックな小説でもないんだけど)。
 そういえば、私、「古道具 中野商店」を読んだときには「こういう街に住んで、こんな店で働いてみたいかもーーー」と思ったし(東京でいうと、西荻っぽい。じゃなかったら井の頭線の地味などっかの駅)、単にお手軽で単純な人なのかしら〜〜〜?? いやいや。多分にそれもあるにせよ。
 フィクションなんだけど、夢っぽくなりすぎず、でも夢みたいなところもちゃんとあって、しかしながら、現実の自分に明日起きても不思議じゃないようなことを描くのが、川上さんはとても上手なので、私だけじゃなく、そこに溺れたいてのが彼女のファンには全体にあるよーな気もします。
 それから、彼女の小説って、少しずつ、文章というか表現全体、とか、目指すところ、などが変わってきているように感じるのですが、その変化の経緯のどの地点でも「これはちょっといやだなあーーー」と思ったことがないのも、自分用に覚えておきたいところです。作品によって好き度の多寡はありますがね、当然。
 『ハヅキさんのこと』も、夜、髪を乾かしたあとに3つずつくらい読んで、ふわーーーっと思って寝るのにちょうど良かったです。
 どんなになんてことない話でも、ああ見えてスゴイのヨーーあの人、みたいな感じ(どんな感じ?)がちゃんと伝わってきて、こんなに一つ一つは短くてもねーーなんて思いました。

 ところで。先日読んだ違う本で、ヤノベケンジ氏が、見渡す限り何もない、人もいないようなところに放り出されても、やっぱり自分はモノを作りしだしそうな気がする。というようなことを言っていましたが、
 私だったらどうするかなあーーー。
 なんかねー、一人二役とかで会話の独り言(?)とか言いだすんじゃないかなーーとか思うんだけど。芝居がかった感じで。どっちも自分じゃなくて、新たなキャラ作って。それとか、手紙みたいなことを喋りだしたりとか。 想像としてはそういうことをしそうですよ〜〜。ふふふ。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
あー、わたしもテレビがなくても多分全く平気です。
同居人がテレビ大好き人間なので、彼が在宅の時は四六時中点いていますが、自分ひとりの時には殆ど点けません。
でも、スタンスはまきさんと一緒かなー。あってもなくても困らない。
だらだら観ているとそれなりに発見もあるし、CMなんかは好きだし。

川上弘美の変遷と、その過程のどの地点でも違和感を感じず、ずっと好きでいられるというの、一緒です。
それなりの年月追いかけていると、作家も読者のこちらもそれぞれに変わり、段々二本の線ははずれてゆくことが多いですが、彼女は大丈夫。稀有なことだなあ、と思っています。

そしてヤノベケンジ!何点かしか観ていないながらもファンです。
わたしだったら・・・うーん、やっぱり喋るか歌うか、紙や鉛筆の代わりになりそうなものを見つけるか作るかして何か書く、かな。

2007/05/25 18:59
ドア開けたら受信料徴収のおっさんで、寝癖頭で何にもしてなかったのバレバレなのに「いま忙しいんで」と有無も言わさずドアを閉めた事があります。
閉まったドアの向うでおっさんが「いつがお暇なんですか〜」と叫んでるのを聞いた時少し悲しくなりました(笑)
100thing
2007/05/25 21:03
 啓さん、おはようございますー。
 川上ファン多いですよね。私は割と「遅れてきた」ほうなので、えらそうなことはいえないですが「もう本を読むことはほとんどしないけど、川上弘美だけは読んじゃう」という意見も聞いたことがある。以前のフランス語の先生も好きだといっていたし。男性でもけっこういるんだよなー。
 あまりフォロワーがいないのも「ああいうのが一番まねできない」作風だからかもしれないですね。そういうところもかっこいい。

 それから、ヤノベケンジ氏の作品!いいですよねー。すごいメカなのにあほっぽかったりとかして(褒め言葉です)。関西弁(京都と大阪の間くらいの人みたいですが、それを何弁というのか首都圏にしか親類縁者のいない私にはわかりません)がまたいいんだなー。
 ところで、紙とペンに代わるものが見つかれば、私も絶対そっちにいきますねー。読ませるために書くんじゃないんで私の場合。多くの書き物好きは本来そーなんでしょうが。
まき。
2007/05/26 09:49
 100thingさん! いや、ぼさぼさ頭の締め切り前の作家かもしれないしーーふふ。でも、「いつがお暇なんですかー」ていいですね。あの人たちは全体的に悲しげなので、ぴしゃり!とやるのは心が痛むのですが、さすがに受像機ももってないのに払う義理はないのでー。今後もがんがん断ります私は。
 ところで、私はたのきんではよっちゃんでしたよーーー。ほかの二人が(たのきん全力投球とかで)拍手喝さいなのに、よっちゃんだけ明らかに声援が少ないのを見て、子供心に母性本能がくすぐられたというか。それが普通に好意に結びつきましたー。
 大体、人気者の男性を全然好きにならないんで私は。嫌われ者も好きじゃないけどさーー(大声!!勘違いするな!)サッカー部のキャプテンとかそーゆうひとには行ったことないですね(てゆかこられたこともないけど)。
 三番手くらいで、平気でニヤニヤしてるよーな人が輝いて映るのです。私の瞳には。
まき。
2007/05/26 11:14
京都と大阪の間と大阪と兵庫の間の、大体北摂と呼ばれる一帯は新興住宅地なので、他地域の方がイメージするいわゆる「ジ・大阪弁!」ほど言葉はきつくない人が多いです。

わたしもここの一帯の出身で、ヤノベ氏の地元とは万博公園を挟んで左右にちょうど等距離くらい。ということで、彼の万博に対して持っている感覚とか、(勝手に)シンパシーを感じてしまっています。
そして何よりトークのツボね!これがかなり肌で分かる感じでした。
大したことは書いていませんが、ブログの「芸術」カテゴリにヤノベ氏に関する記事が二つあります。

川上フォロワーは出ませんねー。ひとえに、まきさんが「フィクションなんだけど」で始まる一文で書かれていた彼女の持ち味を、あれほどうまく書ける人が他にないからでしょうね。あれは、すごい。言語感覚を含めて感心しきりです(えらそう)。

2007/05/26 11:22
 啓さん。そうかー。お話したことがあるかと思いますが、私の父親が大阪赴任を5年程していたことがあって、そのとき暮らしていたのがあっちだったんですよねー。万博公園から車で10分くらいのところ。
 私もたびたび遊びに行きましたが、こっちの新興住宅地育ちの私にもすんなり受け入れられる雰囲気で(啓さんにも言われた「東京の人っぽい」・・・というか、それしか知らない私は「新世界」「ミナミ」的なものが大阪?てイメージだった)
 コテコテの大阪人からすると「あのへんは違う!」のかもしれないですが、私は落ち着くのでよかったですーー。父の部屋の両隣も杉並区と世田谷区出身の転勤族のご夫婦で、両親と仲良くやってましたし(笑)関西弁があまり聞かれない環境だった・・・(社宅用に大々的に貸し出してるマンションだったのかもしれないですね)

 育った地域出身の人の言うことって「感覚的」に分かりますよねー。啓さんのヤノベ氏への肩入れもわかります。私が小沢さんやSDPの言うことにいちいち「それアタシも行ったーー!!」「思ってたーー!!」て反応するのときっと同じなんだろうな・・・
まき。
2007/05/28 10:38

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シーツ干しながら、隣の雑居ビルをぼんやり見たりしてね。 平坦に思えるほど緩い坂道を。/BIGLOBEウェブリブログ
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