平坦に思えるほど緩い坂道を。

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zoom RSS それが私の文化の日。

<<   作成日時 : 2010/11/05 15:35   >>

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 すんばらしいお天気に恵まれた3日は、文化だから…じゃなく、水曜日だったので映画を観に出かけました。その前に、三軒茶屋のペットショップでリアルソマリを見て抱いてナ…!!!!!!つー計画実行コミで。
 ペットについては、4歳とかかなー? 園児のころから犬がいて、重ねてひよこだのセキセインコだのリスだのを実家で飼い続けて30歳過ぎるまで暮らしておったので「いるのが普通」なのは何度も書いたとおりなんですが、
 その子らの生活費やごはん&散歩を主に担当してたのは大黒柱の父・専業主婦の母、だったがゆえ、どちらの能力もほとんどなく、そのうえ一人暮らしの今の私が軽々しく「寂しいからほしー!!!!」とかいえないつーのも!「その一生を数度見てきた」からこそ!!!なおさらバリバリにあってですねー。
 (とにかく!経済力とスキンシップ、即行動できる力が必要なので。赤子は大きくなるし各種手当ても受けられますが、動物はそうはいかんし)
 それらに比べて猫は。猫に関しては、私以外あまり肯定的に感じておらず、ふれあいが殆どなかったんですわー。
 両親が(父の仕事の都合で)地方に住んでる間、これ幸いとのらの子猫にごはんあげてたら、なついてくれて!!!近所歩いてるときもニャーなんつって擦り寄ってきて「私を見分け」たりなんかして…かわいいことこの上なかったけれども、週末戻ってきた母親にこっぴどく叱られて涙の別れを…!!!が最大の記憶なくらいです。
 まー母の怒りももっともで、庭をうろつくようになった…だけじゃなく、ニャンコ特有の「獲物をボスに見せにくる」てアレで!!トカゲだイモリだセミだミミズだと…私だって一人暮らしの身で「ちょっとそれは…始末に…」て思いましたので「本体を苦手」な彼女が…愛する庭にそんな異形なモンをまき散らかされて(ただでさえ野良猫の糞尿に腹を立ててたうえに!)許容の範囲を超えたつっても理解できないこともない、とー。
 …マアなにぶんそんな程度の「経験」ですから。「子猫とか死ぬほどかわいいしニャー!」「散歩をしなくていいし」「犬よりは寂しがらなかろう」ほどの理由で発作的に飼うとかどうかと思い、まずは触って!詳しい人の話をリスニングして!!そこから考えてもいいのでは…て論法だったのです。(一番の懸念事項の「爪とぎ」も要調査やし)
 そして。ええ、触りました!!!!抱っこしました!!!!ナイトーせんせいじゃないけど、あの爪…生まれて2ヶ月とかの子猫の爪って…ほんと魔法かけられるね!!!なんなのあれ!!!!!ぎゃーーーーーーーーーーーー。
 それから、瞬時に感じたこと。言葉にすると義務教育を受けた成人と思えませんが、犬と猫は…並べ称され、同じくらい人間の生活になくてはならず、一緒くたに「犬猫あつかい」されるけれど、
 実際は。もう、ぜんっっっっっぜん違う生き物(というか、系統??? 根源的に)なんだなー!!!ということです。
 子犬であれば、こちらがよほど邪悪なオーラを出さない限り!抱っこしたら「もっともっとなでてー。あそんでー。かまってー!!!!」て多大なアピールをするところを。子猫はとりあえず「やー」って感じなんですよね。「もうなアーにー?」みたいな。こっちにはこっちのペースがあんのよー、って。魔性や…魔性の血が流れとる!!!生まれながらにあれでは…そりゃ狂う人も大勢出没するだろうよー。
 で。この際ワンコにも触れるだけ触って、店員さん(日中外で働き、猫も犬も飼い、子育てもしてる元気な人。元バレーボール部員タイプだったので「持ち点」に大差つけられてるのを加味しなきゃですが)に、あれこれクエスチョンを投げかけ、アンサーをいただき、あとは粛々と考えながら…渋谷に移動したのでした。実り多い時間だったー!!!
 (にしても、半蔵門線はなんで休日もあんなに混んでるの??? バカじゃないの!!!!)

 で。『シングルマン』鑑賞―!と。
 よかったですよ。賛否両論のようですが、オールオアナッシングなら私は完全にアリ!!!点数つければ86点です。
 暗い題材だし、主に暗い色彩だし、ラストも特別救われる感じじゃないけども(や、救いはあるし、オープニング地点より主人公ははっきりと「いい状態」に移動してエンディングを迎えるので、打ちのめされるとかじゃないんですけどーッ!!!)、珠玉…!みたいな作品だと感じました。
 ゲイの大学教授の物語ですが、ゲイであることでさらに孤独感が増す…のは確実としても、同性愛者限定の「絶望」ではなく…扱われるのが、愛する人を失う悲しみ、今後理解者が現れてよい関係を築くことが到底できると思えない失望、老いへの恐怖…といった「誰であれ逃げられない」喪失と空虚なので、私は(も?)ゲイ映画とは特にとらえず、自分に置き換え、ただひたすら(それこそ暗い海の底へ…ほどに)沈み込んでしまいました。
 人と人が出会うだけでKISEKIならば、そこから愛し愛され、お互いを必要とし、理解したいと…長期間願える関係を持つなんてのは気の遠くなる確率の低さで、その作業の困難(喜びを幾つも見出す可能性もある過程とはいえ)を知る年齢だったら、大切な誰かを失って…気楽にすぐ「次があるさ次が!!!」なーんて具合には絶対になりません。
 特に、この主人公のように、デフォルトが「隙なく満たされていて知的で物静か、行動も言動も非の打ち所がない。が、他人に踏み込ませない壁が常にある人物」の場合…。心から信頼する大事な人物をもぎとられたら、死にたくなっても仕方ない。貧乏とか無職とか疾病とかだけが「絶望」の理由でないのは、みなさんご存知のとおりですから。
 …そして。 本作品は「あの」トム・フォードが脚本・監督を手がけたことでつとに有名であり、ミーハーな私はもちろんそれにつられて観にいったんですが、
 案の定、オシャレさでいえば、マジでうんざりするほどにオ・シャ・レッ!!!!もう完璧!!!!!美麗なファッション写真集みたいな画面がこれでもか!!!!つーくらい出てきてねえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
 男女ともに完全無欠でクールなスーツ姿とか。パーフェクトなラインのシャツ、プレスのきいたパンツ、同僚女性の見事にきまったヘアスタイル、アイライン、きちんとひかれた口紅、仕立ての良さそうなタイトスカート…そんなのがもうそこここに〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ですよ。(私は、ナチュラルとかルーズより「あっち側」のほうがやはり、ファッションだと思うし、目を引かれるけれど)
 インテリアだって!!!!もう大変なもんでサアー。ちょうカッコイイんだから〜〜〜〜〜〜〜〜〜。テーブルも冷蔵庫もソファもラグも…ああいう「誰が見ても素敵なライフを送る」って苦しくないかなアー???? てレベルですわー。
 んで。ネ!!!そこ!!!!そこらへんもまた!!!!シャレオツー!!!!!!だけじゃなく、本作品の場合、非常に重要なキーになっていてですね、
 毎朝…洗いたてのワイシャツを着て、髪はきちんとなでつけ、靴を磨き、モノクロ(ほぼ)で見ても「かっこいいスーツだなアー!とため息つくよなそれを着て「武装」し…主人公は一日を始める、と。その一連の場面で、すでに「彼の精神状態の提示」を成立させたりするわけです。
 役割を完璧にこなすだけ。空虚は抱えたまま。成功も安定も、選びに選んだ身の回りの品々も、まったく彼を「救ってはくれない」。
 …世界的に有名なファッションデザイナーだからこそ!富も名声もあまるほど手にした人だからこそ!発信できるメッセージ、というか「真実」がここに…!!!!!て話ですよ。
 ファッションは「たかが」であり「されど」であること。本当の本当に人に「生」を意識させるのはそこには悲しいかな、ないこと。そして、やはり…それでも、というか、こんなにも!!!「本人を表す記号」なのに間違いないこと…。
 あれでいいんだと、あのやりかたで、と。私はそう感じたなアー!!!!展開も。ラストも。効果も。
 明るい気分になる作品ではないし、万人には薦められませんが…観て損はない映画だと思いました。(犬の匂いかぐとか泣ける泣ける…!!!!) 以上です!

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