平坦に思えるほど緩い坂道を。

アクセスカウンタ

zoom RSS Up直前まで「花×花」と「Kiroro」を混同していたのはまた別の話。

<<   作成日時 : 2011/10/19 13:02   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 盛岡行きたーい!のきっかけは『暮らしの手帖』だったのです。
 私をご存知の方ならおわかりでしょうが、あれをねええー、そりゃ毎号読んだりはしてませんのですけれども、たまたま料理ページをじっくり見たくて購入した最新号…隔月刊ですので、まだ書店に並んでいるかナ−? 自信ありませんが…その号に掲載された「徒歩旅行」の行き先がずばり!岩手・盛岡で。
 この連載を、以前より自分は機会あるごとに楽しく読んでおり…なぜならば、マイ「大げさでない旅とは、かくあるべき」!的理想に近いからー!だったんです。
 基本ひとり旅(ここではカメラマンの方「友」とお二人ですが)で。パンパンに予定を組まず、町の大通りや神社仏閣を中心に足を進め…甘味どころや乾物屋・古書店を見つけて気になれば、覗く。
 で。川沿いを歩く。橋があったらわたってみる。ごく普通のお宅のお庭に咲く花々も、じっくり見る。子供が走っていくのを、ご老人がのんびり過ぎゆくのを見送る…ささやかな、しかし、ロハスとかほっこりではまったくない無骨な道行。
 派手でなく、名勝旧跡を訪れるでもないのに、帰りの東京いき特急列車で旅行者はさぞや満足だろう、網棚(もう、そこは「網」ではないにしろ)にはお土産の紙袋が鎮座しているだろう、そんな「旅」です。
 …みちのく行き自体はややあって暗礁に乗り上げておりあきらめ半分悲しみ半分なんですが、よし、では『徒歩旅行』のムックを(初期の連載をまとめた別冊が、と自社広告頁で知ったので)手に入れよう!気持ちだけでも!と考え、先日アマゾンさんに頼んでみましたら。
 イイッ!いいんだヨこれが!思ってた以上に。…記事を見たのもあるし見てないのもあるし、行ったところもないところもあるのだけれど…全てが「行こうと思えば明日にでも行けて」宿泊してもしなくてもいい距離。
 ページをめくるだけで、海辺や山沿いの食堂を見るだけで、シジョーに夢が広がるのです。
 普段まったく気にしていない上田とか下田とか桐生とか秩父に、とくに思いをはせてしまう…!(鎌倉だ松本だ日光だってのはもうねえー。有名すぎて)
 「暮らしの手帖イズム」てんでしょうか。質実剛健、つーか良妻賢母、つーか「(バカじゃない)地味な大人」ムードに、自分がこんなにフィットしてしまう日が来るとは…。わー、ザッツ・エイジング!(決して悪くない感情、だけれども)
 そんなこんなで。あまり遠くない…ここらへん(ムックに収録されている街で、鎌倉ではないところ)に11,12月あたりぶらぶら訪れてみようかなアー、なぞとぼんやり夢見る私なのでした。雨が降ったらやめるンです。くらいの温度で。

 さてさて。でもって、完全にたいした話ではないのですが、
 日曜日に所用がありまして…とある女性とお会いしたんですけれども。数年前、しかも10分程度話しただけだったもので、約束の電話の時点からかなりびくびくだったのです。「卑屈」がキーワードチームの私としては。
 ハア? とかっつって不審者扱いされたらどうしようー →言葉に詰まってますます怪しくなり →「もういいです!」なーんて逆切れし、電話切ったあとしばらく凹むのがオチ… て予定が脳内でたてられてたほどであります。
 ところが。名乗った瞬間相手の方が「あら、**さん!」って…。うれしくてうれしくて「覚えてくださってるなんてー。感激です!」と答えましたら、
 「忘れませんよーう、お顔とかより雰囲気とかたたずまいで人は人をを記憶するのかもしれませんー」って…さらに喜ばしいお言葉を!!!!
 ありがたやありがたや…。キーワードが卑屈の私としては(2度目)これといって特徴ない容姿の、初対面の方にはいささかぶっきらぼうですらある言葉づかいの、冴えた話題のひとつもふりまけない、そんな人間を頭の片隅に記憶してくださっていただけで感激でしたー!!!!!
 とはいうものの。マアネー、それとこれとは別。って。感じで。
 結論から申しまして、交渉は決裂に終わったのでした。…だがしかし、険悪などではまるでなく「またぜひー!」「ええこちらこそよろしくお願いします〜」みたいなアレでしたからー。なので、ぜんぜんいい日だったのだけれども。

 はてさて。それとそれと。
 Tさんが以前「おもしろいよー。今アタイ、ナオコーラよりこっちかも…!」と言っておられた西加奈子さんの小説やらエッセイをいまさらながら何冊か読みまして(遅い…!あまりにも。世間的には5周遅れなことでしょうー)、
 それもアナタ!『ミッキーかしまし』『ミッキーたくまし』『こうふく みどりの』『こうふく あかの』『炎上する君』…と、「ハマっている!」つって過言でない立て続けぶりで。
 ウンウン、おもしろい!!!名前はさすがに知っていたのに、自分よ、なぜ今まで手を出さなかったのか!でも出会いってそういうものだから!時間は前にしか進まないし!
 ということでー。みどりとあかの本にとりわけ感心したのです。ようでけとるわアー。しかも、みどりのほうな!
 女の…「点(瞬間)でも壮絶だが、線(生涯)でも壮絶、しかもそれが編み(歴代)こまれたりしちゃったら一種荘厳!」なところが…関西弁の、中学生の、端的な言葉であますことなく描かれていて、ずっぽり引きこまれました。あかのほうもですけど、挿入される文章の最後まで関係ないそぶりが、また効くんですよねえー。よい本であった!
 どちらかというとワタシはまだまだナオコーラ派ですが(あ、フィクションかも知れないけど、西さんたらちゃーんとナオコーラを射程にいれてモヤモヤしたり賛辞を送ったりしてるのねえー。で、それを文章にまでしちゃってー。年が近くて同業だったらそりゃそうよねえー。でも、そゆのがんがん出してってこそ業界が活気づくわけで!)今後も読み続けていきたい!!!と本心から思っている地点ですのよーう!
 それから。そうそう、もともと安定してかなり好きな瀬尾まいこさんの『戸村飯店青春100連発』も読みました。
 かわいいねえー!兄弟どっちも!出てくる人全員善人だし!!!
 この人の小説の、メルヘンじゃないのに心温まる作風、って…「本気でこんな風に世界を見つめられる力を持っている」からなんでしょうナアー、きっと!
 …自分にはそーゆー「あたたかなまなざし」とかってのはとてもとても無理なので、疑似体験でも!「あーよかったな!」と花×花のよーな気持ちで毎度本を閉じるのですけれども。それも幸せだ!!!とはっきり思えます!

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
Up直前まで「花×花」と「Kiroro」を混同していたのはまた別の話。 平坦に思えるほど緩い坂道を。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる