平坦に思えるほど緩い坂道を。

アクセスカウンタ

zoom RSS 嫌なことに、私たちには未来があるのだった。

<<   作成日時 : 2013/08/08 15:20   >>

トラックバック 0 / コメント 2

 8月になったね〜(なったね〜) て、マア放っておけば9月にも10月にもなるんだけれども。
 とりあえず、先週末はちょーっとだけ暑さがやわらいでよかったです。体はかゆいままだが!そして現在、再び強烈な暑さが戻っておるが!
 しかしながら。かゆさに負けず行きたいところにはいきた〜い!ゆうても別に近所なんですけど〜(図書館とか駅向こうのパン屋とか〜)まったく外出しない休日はヤ!!!てんで。
 出かけてはかゆくなったりなんだりした、たいしたことない週末の記録を地味に。

 土曜日はちょっとドキドキする(自分比)出来事があったのですが、それは書かずにおいて!代官山のメゾンイチに行ったら、おいしかった〜!!!とゆうメモだけを残しておきたい!
 そのあと久しぶりの古着屋さんに寄ったのだけれど、久しぶり、かつ自分も行きつけじゃぜんぜんない!にも関わらず〜店員さんの「メゾンイチのランチ行きたい行こうよ〜って友達にめっちゃ誘われてんですよ〜」てのに重ねて!「行ったほうがいい!行くべき!」とリコメンしたほどです。
 あれでドリンクがついて980円はよすぎる!並びますが、店内で座って待てるし雑誌もあるし、テーブルについたあとは放任だし〜とにかくメニューが選べてパンがおいしいのが最高!なので。ここでもお奨めしまーす!

 というところで〜以下、唐突に!ある本の感想をば。一応週末読んだものだしネ〜。
 図書館にて借りた『人はお金をつかわずにはいられない』。なんとなく週末の読み物を探していたところ、ナオコーラのが入ってて、しかも平田俊子の読んでないのまで入っておったので!手にとってみましたら〜。
 暇つぶしなんかじゃない!かな〜り上等の時間が過ごせたのです。全部おもしろかった!!!星野智幸さすが!平田俊子の「安定の家族不信モノ」にもしびれたアー!
 (このタイトルのアンソロジーで日本経済新聞社刊、てのがそのまんますぎてむしろほほえましいしヨ〜)
 お金にまつわる類ならば、私はやっぱり〜ライフハックみたいな〜新書的な〜物欲しげなやつより〜こっち(金銭的な得には一切ならなくてもおもしろいやつ)を選び続けたいネ!!!そのため万年貧乏(どころか飢え死)で終わろうがかまわん!!!
 だってさア〜。実際問題、長生きして楽しそうな世の中じゃないしィ〜生きれば生きるほどお金かかるしィ〜!
 お金のない人間には生きててもいいことなどひとつもねえ!たとえ健康でもそうってことは…なにか患ったらさらに倍倍かかるんでしょ〜??? 生きてても病んでもお金が(膨大に)必要なら…って考えちゃうじゃんかア〜。
 と。そんなことをあらためて〜だる〜く考えたしだいでした。とくにナオコーラのを読んで!
 主人公は年収2000万円以上の31歳の独身女医。貯蓄額3000万円。(その年齢でそんだけ蓄えがあってもまだ不安らしいよ…。ああ私はバカになりたい…いっそ!)
 彼女は淡々と暮らしています。守銭奴でもガハハでもなく、収入に見合った毎日を振り回されることなしに。欲しいスカートがあればハイブランドで10万円以上してもさらっと買い、でかいマンションに住むなどして。
 お金に困っていないから親孝行もできるし、無職の弟にはおいしいものをご馳走して(挙句、結婚出産しないかもしれない己の将来を考慮し彼に「お金出すから孫の顔見せてあげてよ〜」と平熱で言ってみたりする始末。対する弟も淡々と「それ…姉貴さ〜」つって〜「無職の男と金あるからって結婚しようなんて女ろくでもないよ? 俺がやだよー」て感じ。冷静で賢い子だわねえ)、
 自分とまるで収入が違うであろう事務の子や看護士とも自然に世間話をする。(収入についての突っ込んだ部分は暗黙の了解でナシにして)
 でも、彼女は誰といても(逆にもっともっと高収入で地位も上の院長とであっても!)どちらが幸せとか優劣は考えない。
 まあそうだろうなアーと思いますけどね。私はざっと10分の1近い年収ですから仮定にもほどがあるけれど、
 たとえ自分がこの先なにかの弾みで(ネバーすぎて想像もできない「弾み」だが!)1000万バッターになったとて、住むところ・着るもの・食べるものと旅行用の支出が上がるだけで、態度があからさまに変わったりはしないだろうから。
 それは…いわゆる「金にあぐらかいた派手な生活」をかっこワリィ〜!!!と感じるためが大きいけども、リスクありすぎるじゃない!社交大事だもの〜無駄に敵作りたくないもの〜「収入」なんつー信条にも美学にも関係ない部分で(!!!)ヘタ打ちたくないもの〜。
 そして…ここからが白眉なんですが!!!
 彼女は「お金を人並み以上に持っていても使い道が家庭とか養育なら賞賛されるし堂々と話せるのに、ひとりで旅行したり高い服を買うために使うことは友達にすら言えない。少なめに申告したりぼやかしたりするばかりだ」とか「収入が多いことや社会貢献や職業云々より、かわいいとかきれいとかスタイルがいいといわれたい。そのほうがずっとうれしい」って考えてるのよー!!!
 なんちゅう核心に触れた…切ないやるせないモノローグや!(私は高収入の女医ではないが、わかる…その感じはわかるでえ!)
 ぶっちゃけ〜貧乏なほうがアレじゃ〜ん??? みな同じよーにファストファッション着て育って、進学とか就職も選択肢がハナから狭まれてるから…言い方きついけど「センスのよしあし」が問われないべ??? コスパコスパゆってればいいんだべ??? 自分らは社会に文句いう資格があるとばかりに噛みつけるべ??? てか「そーゆうこと」になってるべ???
 比べて。お金持ちで思慮と分別と偏差値がなまじあると、とたんにこの苦しさ!!!
 「私は恵まれている。現状とくに不満もない。健康で仕事を持ち、教育にお金をかけてもらった両親に恩返しするのは当然で、現代社会を考慮すれば笑顔でいなければいけないとわかっているが、このもやもやはなんだろう」って…。
 冷静な言葉が並ぶだけに!重いわ〜つれえわ〜でも真実だわ〜!!!(見たことないワールドとはいえ)

 んなことを考えたのち〜。
 翌日曜日は『米田知子展 暗なきところで逢えれば』を見に、東京都写真美術館へ行ったのですが。
 これが…すごーくよくて!!!とにかくすみずみまで美しい写真(ちょう硬派!な来歴を見るまでもなく、素人にもソッコーわかる技術の高さ!!!)だったのですけれども、
 ひとくくりには「社会派」なんですねこの人は。たぶん…(たぶんってのもアレだが。写真そのものからは「訴え!」とか「報道畑!」みたいな気負いが完全に排除されているからさあー)
 統治下の台湾、現代のサハリン、北緯38度線付近、終戦ぎりぎりまで特攻隊のゼロ戦が飛び立った広場、そして福島の被災地。
 どの写真も穏やかで静かで…なにごともなかったような風景です。おそろしいほどピントのあった完璧な色のプリントのため、ポストカードにしても額に入れて飾っても、さっと見るだけなら誰もなにも思わないでしょう。「きれいな写真ねー」としか。
 だが。「そこ」では。かつてたくさんの血が流れ、いまだになにも解決していない。
 ぼさっとした、草ぼうぼうの荒れ果てた…特段価値もなさそうなその場所を(本人はまったく望まなくても)命をかけて守ったり争ったり奪ったりした人間が大勢いた。つい最近。そして今も。
 本当の本当に「なんでもない土地」なのに。人間はなにやってんの??? バカか??? と首をかしげずにいられません。
 『風立ちぬ』のときもモヤモヤしたし、現在の行政府にも頭にくる部分だけれども、
 戦争をすれば国は富み市民が活気づくというアホな論理とか…どう考えたって「意識の高い人々」が忌み嫌っている有史以来最大の「コスパの悪い」行為でしょうがア〜!!!もっと叩けよ!抵抗しろそっちに!
 放っておけばよかったのに…ここも…ここも…!あるいは邪魔しないであげてよ…ここも…ここも…!
 外の暑さはどこへやらの、静寂きわまりない低温の写真たちを見ながら。美しさに衝撃を受けるとともに、なんともいえない落ち込みが…。
 なにも変わってない。むなしい…そして、果てしなくむかつく!!!

 「お金」とか「効率」が目的になった瞬間、人間は生きとし生けるもののなかで一番害(というか「おろか」?)になるのではないか??? と…昨日読んだ「本」と今見ている「写真」がつながったような気がしました。
 お金がないと幸せにはなれない。食べ物も手に入れられないし、清潔なところに住めず、教育も医療サービスも受けられない。
 けれども。お金だけでも決して幸せにはなれないし(そんな考え方では)文字通り「生きていけない」!!!(マジで死ぬはめになるかも!)てことですよ…。
 (ちなみに、本日のタイトルは件のナオコーラの小説の一文です。厳しいけれど…それが皮肉でもなんでもない現実ってやつだもんなア〜!)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
8/3(土)夕方頃なら、車で代官山を通過してたので、街ゆく人の中に、もしかしたらまきさんがいたかも知れませんね。
さて、米田知子展ですが、戦場カメラマンみたいに、まさに“その時”を残す事はもちろん表現としてはすごく強いですが、米田さんのやり方だと、写真の中に時間軸の奥行を感じると、深く胸を打って感動しますよね。 得に透き通る様な写真なので格別に。 

ちなみにですが、この前、コースターを探して、取り扱いのあるクラスカ2Fのショップに寄ってみました。初めて行きましたが、ロビーとショップしか観てませんが、すごく格好いいのに居心地が良くて、ちょっと感動しました。
Dっち
2013/08/20 01:51
かっこいいなア〜車で代官山を通過とか…。
さておき、通り過ぎあったりはしてるんでしょうね、Dっちさんとはこれまでにも。ただ私は特に目立つ容姿ではなく、なにより「視力0.03とかなのに気力だけで裸眼で暮らしている人間」なので、誰が誰だかわからないっていう大変なハンデが…
(男女と老人と幼児の区別がつく程度)(会社の人とコンビニで何度会ってもシカトしてしまってたらしい)

ところで。クラスカ!
すかしてると言ってる人もいますが、ところがどっこい私もどっちかっつーと「だるだる」だと思ってます。そこがいいとも。(私の過去泊まった部屋はすべて裸足だし)
あそこはかっこつけて(ハイアットとかみたく)正装していくホテルではなくて、サンドレスで犬連れてくとかのほうが正しい感じがしますね。
屋上はたぶん誰でも行けると思いますので、今度ぜひ屋上も!
まき。
2013/08/20 11:14

コメントする help

ニックネーム
本 文
嫌なことに、私たちには未来があるのだった。 平坦に思えるほど緩い坂道を。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる