平坦に思えるほど緩い坂道を。

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zoom RSS スカでなにかご迷惑おかけしましたでしょうか。

<<   作成日時 : 2013/11/22 12:03   >>

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 週末じゃっかんショックなことがありましたが、復活しております!大丈夫!肉と時間で流せるんだ、すべては…。

 衝撃が己を襲うと夢にも思わなかった土曜日は。午後イチでGUCCIのCINEMA VISIONARIESへ。
 こちらはメゾンエルメスよりさらに席数が少なく20席、立派なソファで修復した名作フィルムを観られます。
 鑑賞したのは『ワンダ』でした。なげやりだからこうなのか、こんなライフだからなげやりになるのか、今までもこれからも冴えたことなどなさそうな、人生あきらめきった女ワンダが友人の部屋で招かれざる雰囲気ぷんぷんのなか目覚めるところから始まります。
 やることなすこと空回りで周囲をいらつかせる。それを本人も気づきすっかり自棄になっていて、夫と子どもを捨てハンドバッグにペラペラのシャツとパンツ姿で放浪し、あからさまに貧しそうな知人にもお金をせびり、離婚調停の裁判にめちゃくちゃ遅刻した挙句タバコ吸いながら(法廷にですよ…勝つ気まったくないんだねー)現れるに至るまで、彼女がどのような暮らしをしていたか…
 とくに想像しなくても、「離婚したいっていうんならする」「子どもは父親と一緒にいればいい、そのほうがマシだろうから」と投げやりに言ってさっさと去り、カーラー頭にくっつけたまま入ったカフェでビール一杯おごってくれただけのおじさんとベッドをともにし、あっけなく切り捨てられる…それだけで!もうわかる!わかりすぎる!
 彼女は「こんな調子」でずーっと生きてきたのでしょう。(説明台詞なしの描写だけでしょっぱなから「温度」を理解させる手腕が見事だった。ワンダは自分が粗雑に扱われるのに慣れきっていて出来事に対しことさらため息もつかず、まして泣いたりしない。実際「なんのとりえもない」女だし。主演のバーバラ・ローデンは監督であり、本来非常にクレバーで「仕事ができる」「人に命令する立場」の女性なのですから「女優」すげえな!!!つー)
 人として認められたい。愛されたい。男性にきちんと評価されたい。働いてお金だって得たい。しかしすべての道が閉ざされた状態。ハアー!自己嫌悪期に見るもんじゃなかったかもしんねー…とけっこーわが身もつらいもんで遠い目になっているうち話は展開し。
 ひょんなことから犯罪者と同行することになった彼女は(最初はお決まりの「ゆきずりの一夜」に見えたけれど、どこもいくあてないため男にすがった形) その強盗犯から生涯初めて「ほめられる」!!!のです。
 彼女の全身を貫く喜びが痛いほど伝わってきました。大仰な演技ではなく、表情が一瞬変わるだけで充分に!!
 この場面には、一観客の私ですら「よかったね!今、すばらしいって言われたよ!現時点で世界で一番親しく感じる男性に褒められたよ!!生き延びた甲斐があった!」とワンダの肩をがくがくしたい衝動にかられました。
 そこからの…ラストまでのなりゆきは映画を観ていただかないと〜!!!ですが、まああれだ、ワンダとデニス(強盗犯)の陰鬱な旅路と発想からして、暴力と逃亡の世界から劇的に抜け出られるわけはなく。
 作品のキモは決着がどうとかより「最後のワンダの表情」を、それぞれがどう感じるか、じゃないでしょうか。
 今の自分には刺さりすぎて落ち込みも呼んだけれど、フェミニズムちゅーかインディペンデントなムービーとして秀逸なんじゃないかしら〜??? と。だからこそ修復したのだろうが。
 観てよかった!東京はいいところだ!なにもオリンピックまでやらんでもな!!!

 そこから向かったのは歯医者でした。地味ねえー。
 私は過去二度交通事故にあい、二度目ので前歯を一本失っており(欠けただけだけど)差し歯なのです。
 で〜定期的に検診を受けたほうがいいよ〜っつって〜施術してもらった歯科医院に半年に一度行ってるんですけども…行ってない!行ってないんだこれが!そんな理想的なスパンでは!ごめんなさい!行きたくないだろう誰も歯医者は!
 えーと。検診のお知らせがきたのが9月だったかなー?? 夏から秋へとばっくれを重ね、危険をかんがみてつーよりいくらなんでも歯石がたまって耐え切れなくなり!この日を迎えたってえー具合ですわー。
 やってもらえばやってもらっただけのことはあるのが西洋医学!キリキリするやつとか水のドリルとか歯周病検査とか人力でかきだすやつとか、いちいち気分はよくないけれども(完全に不愉快!)汚れって取れるとすっきりするもんねー。効果が目に見えるのまじイイ!
 つきっきりだから仕方ありませんが、検診だけでえらいお金かかるなー!!!と毎度思いますが、インプラントとか考えりゃ…予防は大切!!!大事の前の小事!!!
 とかいいつつまた半年後にお知らせがきても行くのは10ヵ月後とかになっちゃうんだろうけどォ〜手ごたえははっきりあったし、自分を褒めてあげたい!(つーより「今度はちゃんと行こうね!」て冷静な忠告のが正しいんですが)て〜ひとときでした。

 のち、その足で今度は実家へと。
 事故に遭ったのは実家時代ゆえ、歯医者はあっちの最寄駅前。なので実家に寄り、放映時TLで盛り上がってた(私のフォローフォロワーはみなさん年かさでな…大学生とか絶対いないの!そんな人の日常知りたくねえし!)『80年代の逆襲「宮沢章夫の戦後ニッポンカルチャー論」』の録画を熱視線で見ました。
 おもしろかったー!けど〜やっぱり〜著作を超えるものではなかったかもしれません。
 宮沢さんはトークも文章も最高だけど、45分とかでくくれるもんじゃないからさア80年代に限らずディケイドは!
 スカって言葉をヤングが知らないのにも驚きましたけども、私は特にそれを蔑称じゃないと思ってますし(合コンとかで会うなり「スカやー」といわれたらつらいけども、行かないしそんなとこ!)(空っぽでもいいじゃん!ワクワクできりゃ!だからよ80年代ってやつは)、
 実際問題、毒とか悪意とか捏造とか足の引っ張り合いとかよりぜーんぜんよくねー??? スカだって!!!表層上等!かっこつけてピコピコしてトンガってるほーが断然いかすわ!!!
 (てか前者完全に「現代」じゃん!むしろ深刻になってる!!てーの!)

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