平坦に思えるほど緩い坂道を。

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zoom RSS オワーラナイ!(二夜連続)

<<   作成日時 : 2014/10/24 13:10   >>

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 先週土曜日、よ〜うやく!『ジャージー・ボーイズ』を観ました。
 よかった〜!ちょうよかった!あれにけちつけられるひとはハートがどうかしてるとしか思えないやつでした。
 きらめくひとつの、誰から見ても「お!」という才能が磨かれてゆき、奇跡の出会いが加わって…「こ、これは…!イケル!!!」になる瞬間の輝き。引力。まぶしさ。見てるだけで全身の毛穴が開きます。
 本作において「それ」は3度ほどありましたが(最低3度。あそことあそことあそこネ〜。最後のは絶対!)お調子モノの私は口パクで歌っちゃったりして〜大ヒットってそういうことなんだよな〜。フツー英語の歌二番までなんて歌えないぜ?(「君の瞳に〜」は遠い昔コピーしたのをまだ覚えててびっくり。これとかコステロの「ヴェロニカ」はいつどこでもアガる!商店街でもラジオから流れてきても!)
 ファッションも見どころで、サーキュラースカートくるくるとかきゅっとしめたウエストとか胸元ガーッとか見てて楽しいし、どう考えてもかわいい!フランキーがのち妻になる女子と出会うシーンの「特別なスケ感」とかやばかったです。あんな見た目の年上の異性にたらしこまれたら男子なんてひとたまりもなかろうて!
 ばっちりな曲ができ、リリースするやいなやヒットチャートを席巻し人々を熱狂させてゆく、どん底だったニュージャージーの労働者階級の悪ガキたち、「フォー・シーズンズ」。
 全米第一位になって世界中の誰もが口ずさめる名曲の数々を作り全国ツアーで大騒ぎされるまで成長するも…やがて齟齬がうまれ、お約束の金銭トラブル発生、おのおののプライベートにも影さすようになり、やがて決別の日が…みたいなストーリーなのですけれども、
 なにがあろうとなかろうと、あの日のきらめきは嘘じゃない!もう一度あの夜に戻ってもぼくらはハーモニーをつむぎだすだろう!!!という〜「過ぎた時間」を昇華する圧巻のカーテンコール!!!一分の隙もない多幸感は、走馬灯を越えて天国!でした。
 マイカーテンコールフィルムとしても「時をかける少女」(知世ちゃん版)と並ぶ二大傑作!!!に決定〜。
 両隣のカップルが明るくなったとたん「よかったねえ〜」てため息ついたのにも一方的にじ〜ん!最高のエンターテインメントの最高のエンターテインメント化!ブラボー!

 翌日曜日は。髪を切ったあと代官山蔦屋書店へ「ニッポン戦後サブカルチャー史・特別補講」を受けに!!!
 サロンは恵比寿なので、ちょっと距離はありましたが徒歩で「山」へ。(ちなみに異様に高揚してたため蔦屋からも歩いて帰宅した)
 切っていただきながら激しくバッグ熱トークをし〜(いまだ冷めやらずなのだ。担当の方はセリーヌで先日「流行ったアレじゃない、いかしたバッグ」を見つけたけど秋冬は欲しいものだらけゆえ値札もチェックしなかったと。ワカル〜!)、
 そこから「シャネルにはなぜ素敵なお客さんがいないのか?」に発展。実際銀座とか店も客も怖いし、パリ(彼女はよくいってらっしゃる。私は本国のは人生で3度だけ)もけっこう…。とにかくいつも混んでるんですけど、あんなに大勢いてもおしゃれなひとが皆無!っていう…ほかのメゾンはそうでもないのに、いったい???
 「口紅とかマニキュアはいいんですけどね〜」とプロ中のプロの彼女(ひくほどすごいひとらのヘアメイクをされている。己の顔面が至近…とか考え出すとつらいのでふだん忘れるようにしてますけど)もおっしゃるとおり!
 (私は口紅しかつけませんが)そのへんはとてもイイのにネ〜。残念。パッケージ効果もでかいと思うけども。(彼女の一口情報では「ファンデはやめたほうが」だそうなので塗られるかたはご一考いただきたいが。オバハンぽい質感になるそうでっせ)
 え〜きれいさっぱり仕上げていただいたあとは。その足で代官山〜!ではなく。遅くなること必至!ぽかったので途中フレッシュネスでパテのバーガーを食べ(パテ大好き〜)、いざ!!!
 余談ですけども、ひそかにウケたのが蔦屋書店の方の前口上(?)で。
 宮沢さんは出版を機に蔦屋含め都内三箇所で「補講」されるのですが、池袋と渋谷はNHKの「本講」でも言及したサブカルの地だが、代官山は違う。なぜなら「ここはハイカルチャーの地だから」と!はっきり言ったの!ワイは聞いたで!!!
 すっかり失墜したかに見えた代官山の起死回生に、さすが一役も二役もかった店…その自負たるや!(「そんな場所で宮沢さんがなにを語られるか、サアこうご期待!」てえ流れとはいえ、たいしたもんだ〜)
 私は「宮沢章夫のサブカルチャー論」に興味を持っただけで「サブカルチャー」なるものを実はよくわからないしとくに好きとか詳しいとも思ってません。ドリフとベストテンで育ち、宝島もビックリハウスも広告批評も読み、友達の影響でジュネや夜想は読みましたが「べつに」…優劣とかないもんほんと。
 しかも。この日はっきりしましたが、本講義においては「戦後」が大きなキーワード!!!80年代90年代といった区分や「おしゃれ」「スノッブ」は重要でなく、
 なにが「サブ」でなにが「メイン」なのか? そもそも「メイン」カルチャーが戦後この国にあったのか? みたいな部分こそがおおいに刺激的だったわけで。そんなおりもおり「ハイカルチャー」とか高らかにいわれちゃうと…
 み〜た〜い〜な〜具合で。質実ともに「サブカルチャー」から多少距離をおいた場所にて。この夜語られた内容は、ぶっちゃけ「サブカルチャーの暗部の数々!」でした。
 考えさせられた。3時間にわたる講義ゆえ純粋に疲労もしたっつ〜のもあるけれど、それよりなにより!「自死」ばかりとりあげたのにやられました。幕引きは自分で…とか、だんだんぐだぐだに…とか(「文化」ってやつは)当事者には実際そうなのかもな〜と。
 サブカル→オサレ的見解も、サブカル女子ワロスみたいなのも、発言者に痛みがないのは「結局てめえらは無関係」だからでしょう。得意げな顔の裏づけはなにも、ない。よそもの。
 「本人」は非常にしんどく過酷なのです。それが戦後の若者の姿でもあり、ちゃらちゃらしてるようでも悩んだり権力にたてついたり政治や哲学に必死にとりくんだり、なんなら命も落としたり。
 氏の口から九条や55年体制への言及がされたときにはいたく興味深く、納得もしました。左も右も安保には反対したっても「そりゃそうだよなア〜」だし。(現代の頭悪い両者の足の引っ張り合いってなんなん)
 あと、時間が押しすぎたため(70年代初頭で21時を回っていた)「さっき思いついたんだけど、もう80年代は省くッ!」てなったのも神の声でした。大多数の視線はそこにいきがちじゃない!サブカルチャーつったら。でも。「80年代」をざっくり剥ぐことで「裏側」やら「真相」がより浮き出てきて…結局南極いっそう暗く!
 以後の「90年代」は青山正明を主軸に!!!村崎百郎をがっつり!!!な流れに〜(すごい)
 (渋谷近辺のことは渋谷の補講でなさるのでしょうが)「ハイカルチャーの地」で、ドラッグ、エログロ、スカトロ、首吊り、他殺…ボンジュールレコードや、ランチ、A.P.Cどころではありませんでした。
 でもでも。わかるでしょう??? すべてひっくるめてえらいおもしろかったし、ためになったし、ずし〜んときた!テレビでいえないことをああいまここ限定で!生徒たちは全員持ってかれっぱなしだったんです!
 たいへん濃厚な夜でした。ハア〜。知識があったり思慮深かったりってほんとそのひとの人生を豊かなものにする…。自分も宮沢さんの1/500でいいから「物事をよく考えるひと」になりたい!!!
 長〜い講義が終わり、「大変遅くなりましたがサイン会参加希望者は手をあげてください」と問われ、すべてのひとが挙手したのにしびれ、けっこうな有名人がお行儀よく列をなしていたのにも勝手に感動する躁状態の私…
 教養ってすばらしいな!そして「面と向かって発言する」ことの尊さもな!

 まとめれば。土日かけて「キラキラしているものの影の部分」をみっちり見せられた…てことになるでしょうか。
 よくいわれる「光がまぶしいほど闇も深く濃い」ってやつですよ!ああそうさ!影のない明るさに魅力なんてないんだ!これぽっちも!

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
宮沢章夫のサブカルチャー論。NHKでやってたのを80年代くらいから観ました。結局、共感できたのは90年代後半〜00年代前半だけ。 「現在」は、もちろん僕も生きているのに、全くピンと来なかった。 歳を取ったってことでしょうか??
Dっち
2014/11/11 01:00
歳をとったとかじゃないような気がしますけどね。身辺が忙しかったり体調が悪い時期はそんなこと考えてられないし(文化のこととか)生まれてなくても好きな時代はあるし。
私もアニメとかゲームはまったく詳しくなくて、エヴァとかいにおはむしろ苦手なんですけど、それでもフンフンとおもしろく見ました。
まあそのへんがたまたまDっちさんにとって変化が多い10年だったってことなんじゃないでしょうか〜(新しい家族ができたりとか)

あ、あと余談ですが「下の名前」前にも教えていただいてましたね!すみませんでした。わすれっぽくて…!それこそトシのせいかもですけど、子どものころからだったって話もあるし…すごく素敵な名前だと思います。一年おきに新鮮に。(新鮮か)漢字がとくにいいですよね〜。
まき。
2014/11/12 11:00
ありがとうございます。
“悠”は、小さい頃から、数少ない自分自身のお気にりの1つなんです。
褒めていただいて素直に嬉しかったので、再コメントさせていただきました。
Dっち
2014/11/18 00:10
わたしもまさに「悠」てとこがしゃれてるな〜と思ってたんです!あまり思いつかない字っていうか。
名前好きっていいですよね。自分もけっこう好きなほうなので(下の漢字はふつうだけど、苗字が珍しい)その気持ちわかります!ご両親に感謝ですね!
まき。
2014/11/21 16:22

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