平坦に思えるほど緩い坂道を。

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zoom RSS やさしさとほほえみの皮肉。

<<   作成日時 : 2015/04/02 16:03   >>

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 3/28(土)
 通院からの〜お茶の水!
 エスパス・ビブリオで『「やさしい女」(デジタル・リマスター版)公開記念猫沢エミ×五所純子"映画の中の女"について語る』を拝聴してまいりました〜(病院で一時間も待たされなきゃここでお昼も食べられたのにィ)
 お、も、し、ろ、かった、です!!!楽しかった!知的コーフン度でいえば最近ナンバーワンかも。
 浅学のため、猫沢さんは「好き」五所さんは「読んだことある」程度でしたが、前回の日記で「考える女」をあ〜だこ〜だいいましたけども、やっぱりこうなに??? 考えるひとのほうが豊かにはなるよネ〜。人生において直裁に効果があらわれ、出てくる言葉も魅力も増幅される。(幸福に直結するかはともかく)
 要するに。お二方とも「えらく博識で思慮深く、簡単に言語化しないひと」だったのです。
 ネットつかSNSって、百人一首ばりに「一秒でも早くかっこよさげで強い言葉をいったもん勝ち」ぽいけれど、自身が根暗のせいかそればかりのひとは「バカに見えてくる」きらいがあり、
 多少考えてから発言するほうが誤解をさけるのに有益と決まってるし、かっとなりやすかったりネットでやたら雄弁で大声出すひとが「現実はそうでもない」のもほぼなさそう〜てんで(酔ったいきおいやネット弁慶なんてのは言い訳だ!要素がなければ表出しないじゃん〜知らない言語を話せないように〜)アアやだやだコイツ!とソッコー考えてしまう者としては、
 その手合いの真逆!!!である「すぐ言い切らない」お2人にはたいへん魅かれたのでした。
 ドストエフスキー原作。ロベール・ブレッソン監督。ヒロイン(ゆうてもブレッソンは役者ではなく登場人物を「モデル」と呼ぶほど「演技を排除していた」そうだが)はドミニク・サンダ。ときたら、いかにも高値!かっこよく語るほうがなんぼかラクなのに、
 両者「率直に感じたことをできるだけ形を変えず届くよう」言葉を慎重に慎重に選び、とはいえ感情に偏るでもなく丁寧な作品分析も怠らない、気持ちのこもった1時間30分!あっという間!の濃いイベントで。
 映画はいたってシンプル(予告だけで「カップルの破綻ものか」と理解できる)、ドミニク・サンダの美しさが尋常でない!まで調べればすぐわかるためここでは割愛し、お二方の印象を勝手に書かせていただきますけど、
 たとえば猫沢さん。いかにもアーティスティックで感情の起伏は激しそうだが繊細でもある女性。って感じじゃないですかア〜見た目。
 もちろんそういう部分もありましょうけれども、実際はたいへん常識的で礼儀正しく公平さを重んじ、ユーモアと機知に富み、場をわかせつつ気遣いも忘れずピシャリと線引きもする、物事をきわめて冷静に判断できるひと。
 不思議ちゃんとか困ったちゃん度ゼロ!平均をはるかに上回るにきちんとした「大人の女性」で、これを機にあらためて!さらに!好感を持った私。
 そしてそして。特筆すべきは五所純子さん!!!ね!!!
 もう大好き!!!になってしまいました。1時間ちょっと話す姿を見ただけで。
 見るからに伝わる教養と品。だけでめろめろなのに、驚きのフラットさ!!!自分を曲げぬまま相手を巻き込もうとしない姿勢が猛烈に素敵!
 圧力で他人を自分の物語にとりこむひとって、虚勢だけで実はコンプレックス抱えてバタバタなことが多いですよネ??? 当代の首相しかり!(コンプレックスのない人間なんて皆無だから、要は「負けてる」っつう)
 その種の「弱さ」を感じさせないのです。自力で蓄積してきたものがふんだんにあるため、ちょっとやそっとではゆらがず、大声で主張しなくても平気。と同時に「自分」に誇りがあるぶん生半可なことを口にもしない。
 『やさしい女』において猫沢さんと五所さんはいくつかの箇所で真反対の感想を持ったようだけれど、互いに「ほほ〜う」「おもしろい…」「私の話より猫沢さんどうぞ」「いやもうお恥ずかしい!」と終始その態度。
 「キャッチーなまとめ」などいくらでもできるだろうに(とくに五所さん)常時正確な言葉とソースを探し、悩み続けるさまは魅力的!の一語につきました。
 ていうか〜とにかく「きれい」!!!きれいなの!五所さんってとてもきれいなひとなんですよ!!!要注目やでキネ旬読者さんら!
 美人の範疇なのはもちろんですが、たぶんこの盛り上がりは「個人的に好きな顔ゆえ」…とかいっちゃうと〜急にうすっぺらい美辞麗句に転化されそうで不安になりますけれども〜違う!違うのよ!!!
 彼女の美点はまず「思慮深いところ」!「芳醇な知識」!!なんであくまでも。控えめであってもディベートは拮抗したまま進められるんだなア〜といたく感心した事実ありきですから!!!
 結婚が「契約」である以上、落としどころや損得を計るのはしかたないが、人間同士絶対譲れないものは誰しもあって、そこんとこが!かなわぬ!相手だと!破局しか…てのは大戦前から変わらない。といった話から、
 そもそも夫婦・男女間に限らず、親子、友人、異性同性、どんな関係でも自陣を拡大したい(相手方を希望のかたちに生成したい)野心ってうまれるときはうまれてしまうもので(わかるわかる〜心当たりある〜)、
 そのコンディションこそが「相性」ともいいかえられ、映画のなかの2人は最悪の組み合わせだっただけだ。という腑に落ちる展開を経て、
 「ただ、その陣地争いが上下のものと私は考えませんでしたが。あくまで同じ面での攻防であって」と語る五所さんのかっこよさときたら…!もう!(同性に与しないところが。女性を若いからとか貧しいからとかだけで被害者扱いするのも「差別」だもんな)
 知的で麗しいひとがドストエフスキーの文庫片手に引用しあうだけでとんだ眼福シーン!ともいえましたし、
 今後気をつけて五所さんの文章は追っていこう!!!&『やさしい女』はよ観たいわ!!!つって胸躍らせ帰宅できたよい日だった☆てことです!

 3/29(日)
 実家で『怪奇恋愛作戦』最終2話を鑑賞〜。いいねいいね!さらりと都会的な終わりかた!
 3人娘ともにさして成長せず(夏美→しっかりしてそうで抜けっぱなし。とはいえ結局拾う神に恵まれるのだから実は幸運ガールかも 冬→現世にまったく即してない永遠の自称女優。自分より数段下の男子にずっとご執心 秋子→ちょっとかっこいいとすぐ好きになっちゃう自分に甘く他人に厳しい夜学ティーチャー)、
 タイトルにある「恋愛」だって特段成就せず。でもでも、毎日とっても楽しそう!!!それは「喫茶面影」に集う方々も同様!(かもめんたるがなにげに毎回よかった〜。彼らと小島よしおのポッドキャストも愛聴してたし、ファン疑惑だぜ自分)
 いいじゃない!問題ないじゃない!ときどき妖怪が出てきても霊にとりつかれても!(?)
 派手な物語より軽く笑えるやつを欲してた時期にとてもフィットするドラマでした。
 2話完結のリズムも新鮮だったし、怖いのは苦手だけれど、あれだけスパッと首チョンパとかマネキンが縦に真っ二つとかならぜんぜん平気だからア〜。楽しいシーズンをありがとう!!!(宙に向かって)

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