平坦に思えるほど緩い坂道を。

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zoom RSS あれを「ほほえみ」とよべるか否か。

<<   作成日時 : 2015/04/16 16:26   >>

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 4/11(土)
 ウエーイ!ようやく『やさしい女』を観てきました〜! @新宿武蔵野館。
 新宿に着くなり整理券を入手し、草枕でなすチキンのカレーを食べ(も少し天気よかったら御苑散歩もしたかったけど〜)ウマ!つって幸せ気分で(カレーは満腹になりすぎるきらいがあるのが難じゃが)映画館へ戻る形にて。
 いきなり結論ですが、すばらしい映画!でした。ブレッソン、やっぱかっこいいわ〜好きだわ〜。てアホみたいな感想ですけど『白夜』同様文学の香りがただよいまくっておった。
 世界に名だたる純文学が原作なのだから当然。もあるけ〜ど〜も〜映画そのものが「ブンガク!」。高貴で美しいが、受け手を選ぶ。誰もが理解できるわけじゃない。肯定的に感じたひととて端々までとらえられたとはいいきれまい。それが時代を超えて共通する感じも含め。
 質草をいれに来た若く聡明で美しい女を質屋店主が見初め、求婚する。女は身寄りがなく、預けられ先で肩身の狭い暮らしをし本も買えない状況というのもあって、それを受け入れる。(だからって打算のみではなく、ひととき彼女は「自主的に作った家族」「望まれた居場所」にはっきり喜びもする)が、やがて…という破綻モノ。
 原作においては途中で放り出したくなるほどむかついた「夫」だけれど(くどくど独白、一から十まで妻を責め、保身保身保身に次ぐ保身&えらそうに見下し続ける。ひととしてヤ!「物語」でも不快!)、
 映画版の彼には「キー!」という印象はもちませんでした。ブレッソンの映画だから。といえばそれまでですけれども、感情むき出しの部分が一切なく、淡々と「こうなってしまった」ことを振り返るだけなため。
 どちらも始まりは「妻の最悪の決断」で、美しく若いドミニク・サンダ(世界に名だたる美人女優だが、ここではまだなんと17歳!あちこちパツパツでカワイイ〜。ジェニファー・ローレンスに似てる瞬間があるとか誰かがいっててまさか〜と思ったけど、たしかに!であった。若さって俗っぽさっていうか〜「隙」も魅力のうちなんだナア〜。あんな「拒絶系美女」に「とっつきやすいキュートさ」を備えた日があったとは!)が、
 潔癖を貫ききった姿でベッドに横たわり、その周辺を行き来しながら夫のほうが「2人のこれまで」を老いた女中相手に語り、その折々が映し出される。
 ともに出会いから「最後」まで一度たりとも笑顔を見せない(同居初日に「妻の笑い声だけが響き、駆け回る下半身が映る」示唆に満ちたシークエンスがあるが)端的にいって「ひどい夫婦」だけれども、
 金にものいわせてむりに結婚したのではなく、暴力もふるわず、的外れであれ後半妻の要望を聞こうとする「堅実」な夫は、やがてこんな仕打ちを受けねばならぬほどの所業はしていませんし、
 実際現代におきかえても、この程度束縛したり鈍感だったりする男性は掃いて捨てるほど存在し、それでもうまくやっている夫婦は多いはず。
 要するに、トークイベントで猫沢さんと五所さんがいってらしたように「組み合わせが悪い」のです。
 女は自分にあわない男を夫にしてしまった。愛されるとかやさしいとかお金持ちとかより、音楽を聴き本を読むひとを伴侶に選ぶべきだった。いや、趣味が重ならなくても、自分が「なにより大事にしていること」を彼の前で隠さなければならない(ような気持ちになる)ひとと暮らすべきではなかっただけ。
 (でも。わからないよね〜そういうの〜!始めてみないと。自分がどこまで許せるか変われるかって本人にも予測不可能で、按配も相手によりけりだしィ〜ましてや10代後半だったらさア〜。無理!無理無理!)
 それもあってか、こういうストーリーの場合かなりの確率で女側に肩入れする私が(原作のときはひいきどころか夫に死んでほしかった!)映画版では珍しく、箇所箇所で妻もどうかと思いました。ただただ不機嫌を通し口もきかなくなって、夫に不満をぶちまけず、己のやり方は頑として変えないってちょっと…と。
 しかしマア夫も暗いからナ!!!ひたすら疑ってつけまわすとか最悪でしょ!賢い女子からみりゃ嫌悪と軽蔑の対象になって当然な行動をしたうえ(出かけるなとかあいつに会うんだろとかいちいち安っぽいし〜)、
 とどめに食べ方ね!食べ方!男女問わず誰もが一度はぶつかる「それ以外はいいひとなのに、この食べ方が…」。許せないよネ〜。なんだろ、割り箸のあつかいひとつで、メニュー決めるスピードだけで、二度と会いたくなくなっちゃうアレ!
 とにかく。いつしか手の施しようがないところまで彼女は進み、最終選択をしてしまうのですが、
 今もパリには(夫が妻を探し回った)ドゥマゴやフロールやラ・ユンヌがあり、カルチエで住民の階層が違うことからわかるように、
 あのあたりで「質屋」をやる夫の「財力と知性」のバランスのとらえ方? お金で計れない教養への憧れ? と、芸術に造詣の深い妻に抱く明確なコンプレックスの描き方は見事で(彼は妻を心身ともにまったく把握しきれていないのを自覚している)(だからこそ妻は夫にいらいらし、夫は妻の一人歩きを阻もうとしたのだろうけれど)(「ぜんぜん違うな」「同じよ」の時点で関係がもう壊れているっつう暗示!)
 「事件」のあと、夫がなにを語ろうと冷たい目で聞くだけの女中は、けれどもことさら若い奥様の味方もせず、この立場にほとんどの「観客」はおかれることでしょう。夫婦とはプライドとは、難儀なものよのう…。
 いい映画でした。ブレッソンかっけえ〜ヒュー!!! →結局そこから出ない。

 4/12(日)
 まりさんとおデートの日!みなとみらいでまちあわせ☆でした。
 メインは「ちょうひっさしぶりにアフタヌーンティーでランチ!」をすること。アフタヌーンティ−…そういやめっきり見かけなくなったな〜と感じませんか? 
 渋谷や自由が丘にアイコンとして存在した雑貨屋兼ティールームは「並んで」当たり前、紅茶に800円とか出すのもここで初体験したもんじゃった…が。いまやすっかり周辺から姿を消してしまい〜(現代のティーンにカフェオレボウルやピクニックバスケットは不要なんだろなア)
 まりさんがハマのお店にいく写真をあげてるのが前からうらやましくて!連れてってもらったんです。
 歩きながら見上げるみなとみらい(美術館周辺)は、以前(ちょう昔。奈良さんのが最後かも)からがらりと変わって大都会!の様相。シンガポールみたいでした。一気に開発された都市っての??
 といっても。建物と建物の間や通路が広くて緑が多く、ひとが少ないので(都内に比べて)ほんと〜に快適!なにもかもがちょうどいい!
 アフタヌーンティーはマークイズの吹き抜けにあり、まりさんお奨めのテラス席のさらにバルコニー側に案内され、テーブルがアタリなのは吉兆!ときめつける私はすっかりニコニコ〜。
 ボンゴレのセットにしたところ、これまた安定の味で。そうそうこの感じ!東急東横店のティールームに母とめっちゃいったなア〜(両親が転勤で大阪に住んでたときもあっちのにしょっちゅう通ってた)。
 気分グーなまま、まりさんの宇宙話(てえと不思議ちゃんみたいだけど〜彼女は今宇宙に夢中!インターステラーや6次元の話を激しくしてくれたのでした。勤務先の宇宙本シリーズも読んでくれてありがたい限り→自身は未読ですが、重版わりとかかってるのでおもしろいみたいヨ→適当) お仕事にも果敢に「宇宙」をぶっこんでるそうで。
 おまけに「しろいまっくろくろすけ」を見かけたトークも!!!(ややムーがかってきたかしら)
 素直に「かわいい!」と思っちゃったわア〜。だって宇宙柄のワンピースとか着てるんだもん!どんだけ〜!!!→し〜ん (どっちもふるい)
 ともあれ。ひとが好きな事柄について常軌を逸したレベルで語るさまって他人をも幸せにしますよネ〜。
 プラス!超絶愛らしいお土産(ストライクゾーンど真ん中!)をもらったり松本情報を教えてくれたりなど、感謝感謝!の午後でした。楽しかった〜!!!いつもだけど!

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