平坦に思えるほど緩い坂道を。

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zoom RSS 盗んだジープで走り出す。

<<   作成日時 : 2015/10/29 17:28   >>

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 肌寒い日もあったり、いい季節になりましたね。気温くらい適度でないと…。

 10/24(土)
 なじみの病院からの〜シネマヴェーラ。と、その前に!
 いってみたかったパッポンキッチンでお昼を。ロスバルバドスがあるビルの上なのだけれども、ここ、食べ物屋ばかりで全部おいしくてすごいです!
 二階は未踏でしたが、ロスバと同じく小さなカウンターのみであろうと思いきや、こちらには補助席的コーナーが。(つっても詰めて7人とかまでかも。見ためは5名入ると満席)
 奥さんらしきひとに「ココネ!」と有無をいわさぬ雰囲気で案内され「荷物かけて〜狭くてごめんね〜」みたいな。
 飲食店を語る知識はありませんけれども、厨房を大事にしてるところはやはりおいしい。新品じゃないが毎日きちんと整えられてる感じ? ここもそうで、まずサラダとおかずが一品出てきたのですが…こ、これは期待できる!(野菜も新鮮、辛さもグー!)
 あ、順序逆になりましたが、コックさんひとり(だんなさん)火口もほぼ一個のためかランチメニューは一択。このシステム、お客にも作り手にもいいと思うんですけど、だったら食べたいもんのときやろ!てんでこの日を選んだ私はガパオ好き。
 メインとスープが立て続けに出てきて、すべておいしく肉も野菜もたっぷり!(パプリカ、ときどき「こんなうまいのか…!」てなるんだけども、この日はそれもの巻!)シャ〜ワセ〜。
 お会計を済ませると、おかみさんが外までいらして「あなたの服、とてもきれい」とたどたどしくいってくださりうれしさ倍増!また来ます!(恥ずかしいからちょっと間隔はあけるだろうが)
 そんなこんなで、ヴェーラへと。『春にして君を想う』と『トラフィック』の非常にオリーブ好きする二本立てです!(体力面からお目当てを最初にする主義ゆえの順番)
 ともあれ「春にして〜」!!!こ、れ、が、もうすばらしくって!!!しばらくぼ〜っとしたわ〜。
 フィルム切断事故があり、エンドロール中いきなり真っ暗になって「そのままお待ちください」といわれけっこう待つこと15分ほど、持ち直したかと思いきや再度ダメになり。
 昔の映画だから最後の最後に衝撃の1シーンとかないだろう(流れからしても)とふんでトイレにいきたいがため外に出ちゃったんですけど、そんなこたアなんのその!な名作でした。
 小津っぽい設定(無愛想。妻に先立たれ娘家族のもとに一時身を寄せるも、孫に疎まれ、暗に出てけと)から施設に移った老人が、幼なじみの老女とそこで再会、うわべだけ整ったホームの居心地悪さに耐えきれず、老女の夢である「故郷の墓に入りたい」をかなえるために逃避行を始める。が。
 最期の場所探しっつう明るくなさに加え、彼が若いとき見捨てた地。はなからゴールに希望などありません。道々「あんなところいってどうするんだ、なにもないぞ」と助言されたりし。
 そんな道程なのに、ふたりの旅は神々しいほど美しく。寒々しい、荒涼とした風景が続くなか手をつなぎ、おぼつかない歩みを進める老人2名。足元はふたりで買ったスニーカーです。泣ける…(その前の車を盗んでエンジンをかけ走り出すところの老人のかっこよさもなかったぜ!)
 着の身着のままのステラ(老女)のファッションがまた素敵で(介護施設にいたときからおしゃれなのだ。アクセサリーの使い方や重ね着具合とか)中年より老婆服を目指す者としては目を奪われることしきり。
 老いらくの恋。みたいになっちゃうとドッチラケですが、それは一切なく(近い気持ちと信頼と尊敬はもちろん相互しっかりあるわけだが)友情と同志としての絆でかたく結ばれた、脱出と逃亡。
 途中、共通の幼なじみの老婆宅に立ち寄るのもよかったな〜。たずねられたほうもうれしそうで。だよね〜。
 とにかく。自力で人生を終わりにできる実感と、なにものにも従属しない誇りを得られ、ふたりは幸せだったに違いない!(それが証拠にラスト、奇跡の恩寵が…!)(病院やホームからの脱走に限らず、私もこんなふうに生涯を終えたいよ〜自身の選択をまっとうして)
 とてもとてもよかった!一生心に残る映画でした。
 中年期の喜びはほぼゼロ、若い時代がすぎたらすぐ「いいことがなさそうな未来…憂鬱…」ってなっちゃう世界に生き、残す家族に最期まで愛され「おばあちゃん大好き〜」などといわれぽっくりなんてこと起こりそうもない自分としては、身につまされるとともに救いの物語でもありました。
 タチのほうはいわずもがな。マアよくできてるこった〜!おしゃれとユーモアは人間の宝なり。万歳!

 10/25(日)
 もはや恒例の、まりさんに横浜を案内してもらい、おいしいもの食べてお茶してしゃべりまくる日〜(つってもここでは横浜は駅周辺でなく、関内や日本大通りのあっちを指します)
 いつものパターンで、前回歩いてるとき「ここおいしいんだよ〜」といわれ「つれてって!」となったとんかつ屋がこのたびのメイン。勝烈屋。てインパクトあるネーミングですが、あちら方面ではならしてるお店みたい。
 おいしかった!し、二階のお座敷でいただけ楽しかった。家族連れだらけで、赤ちゃんが泣いてたりして。
 ちゃんとしたとんかつ屋のとんかつは油っぽくないのがいいですよネ〜。お椀もおいしいし!ごはんも!
 いきおいよくしゃべりつつ楽勝でたいらげ、次は彼女が入ってみたかったという喫茶店「かをり」へ。
 ここ、かっこよかった!昭和の刑事ドラマにでてきそうな、トレンチコートの衿たてる感じで(微妙に裏の香りも)ビブラートかかったムード。
 蔦のめちゃくちゃからまる建物を撮影してるひとたちが数名いらして外装も人気のようでしたが、レーズンウィッチが目玉だそう。(当然買った)
 私はゼリーセットを、まりさんはケーキセットをいただいたのですけれども、カップ&ソーサーも含めて「ナイス!」でした。
 20年以上ちっちぇえことから抽象的なテーマまで徒然なるままトークしてきた我々だけれど、細かい箇所で「わかる!」「あるある!」てえ仲だからこそ、概念レベルまで理解できちゃうんだろうな〜とかもあらためて。
 近年あまりに親切でやさしい彼女に対し母娘そろって大感謝してるんですが、その所以が「博愛精神☆」とかじゃなくて、やなもんはイヤ!偏狭さもバリバリ!だからこそ気が合うんだネ〜って。
 いろいろあったバイト先だけど、まりさんに会えただけで収穫でした!(面接のとき支社長に「あの子をいれてください!」と直訴したのが彼女だったのです。生活を支えてくれた恩人でもあるんよ〜)
 あたりは私が高校生のときから変わらぬ成熟した街並みで、大きな通りと歴史ある建物が続き。この日はお天気にも恵まれて青空と銀杏の色づきのコントラストがさらに映え、背筋がのびました。
 くるたび新たに訪れたいところが増える、みるからに「いい街!」。今年のうちに、また彼女とおいしいものを食べかたがたおしゃべりできれば…!と願ってやまぬ私です。

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