平坦に思えるほど緩い坂道を。

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<<   作成日時 : 2016/02/10 16:22   >>

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 2/6(土)
 新年一発目の「まりさんと横浜の老舗店でおいしいもん食べておしゃべりする会」〜(彼女の旦那さんに「沢尻会」よろしく私の姓で呼ばれてるやつ)
 於:霧笛楼。ご存知ですか? 私は知りませんでした。会社の友人は憧れといったし、検索したら入口あたりを見たこともあり、カフェにいたっては入ったようなぼんやり記憶すらよみがえってきたけれど、レストランはちょっと。しかし…よさそうだなア〜こりゃオイ!
 まりさんがハマっ子ってだけでなく、彼女のヨガ教室のマダム友達(優雅臭ぷんぷんっしょ〜?)が界隈の事情通で、どんどんお店を教えてくださるのです。感謝。
 でなきゃ、私はこんなお店知らないまま、近所のまりさんとて「素敵だけど…気後れ…」が続いていたに違いない。つながりって、シェアって、すばらしいですね〜。なんちて。
 ともあれ素敵でおいしかった!排他的な雰囲気はまったくなく、地元のひとが記念日に気持ちよく使うお店って感じ。敷居高すぎず、でも背筋は伸びるみたいな。前菜からしてとろけるような。
 まりさんはばっさり髪を切っており、いわゆるセシルカットに。私は短髪姿も見慣れてるため「わ〜い!」でしたけど(誰であれ同じくらい似合うならショートにしてほしい派)「思い切ったわね〜」「私にはできな〜い」といわれ続ける時期らしく「個性的」を連発されているとかなんとか。髪を短くするなんて、思い切りよくも個性的でもないけどねえこのあたりでは…。
 すべてが美味&コートをふわっと着せていただき(あの着せかた!快感じゃないですか!)当方大満足〜。やっぱりさ〜横浜人はプライド高くもなるわよ〜歴史がハンパないもん。本物感が。
 東京のベッドタウン、かつ、横浜市隣接つう「二番目の地」育ちの人間らしく毎度ながら「一朝一夕にこうはなんねえっての!」といたく感心し〜(わりとすんなり「いいもんはいい」と傅くタイプ。美人とかに対してもだけど)
 デザートもコーヒーもコースで堪能しましたが、2件目ももちろん!!つって中華街〜(ちょうひさしぶり)の、前に〜流れで〜マリンタワーにも。それこそちょうちょうひさびさでしたが、味わい深いなかわらずあそこは。
 んで〜チャイナタウンにてお茶。いまさらながら元町商店街やバーニーズの一本横がこれって…人類ってしぶといぜ〜とかも。どっちもハート強いよネ〜。
 チャイハネでは(遠い昔まりさんときた以来の訪問)さっきの高級空間ではできなかったバカ話が炸裂。ま、レストランでも相当のびのびおしゃべりはしたけども。
 この日は彼女の心配事がひとまず晴れ(私も一方的に心配してた)おいしいお酒をいただいたのもあって、ひときわ楽しかったです!
 霧笛楼のうえが素敵〜なヴィンテージマンションなのを指して「まきちゃん住めば??? 合うよ〜」といってくれたのもうれしかったナア。
 ああいうとこ住みたいもんほんと。けど難しいんだよ〜住みたい場所に住むだけでべらぼうな費用がかかかり、見た目素敵(大抵ヴィンテージ)だとメンテナンスに異常にお金がかかり、不都合も多い。いたちごっこでなんやかや起き続け、暖まらないし冷えないし、防犯上の問題も多発。対策にあっちこっちで出費…金金金!!!
 マでもネ〜あまりに夢のまた夢だから。単純にぽわわ〜んとなってりゃいい話っしょ!短気は損気!じゃなくてストレスは万病の素!!!
 それでいうとまりさんとのおしゃべりは100%ストレスフリーなのでとても健康にいいんでした。今年もちょくちょくタイミングみて集りたいわ〜メンバー2名だが。

 2/7(日)
 早稲田松竹と迷いに迷って(『EDEN/エデン』みたさに) 結局、岩波ホールへ。
 『ヴィオレット ある作家の肖像』…すばらしかったです!!!ビル効果もあったけども(地下鉄神保町駅から直結の、何時代かわかんない、半分閉鎖され、壁にヒビ、フォントがいちいちやばいなど細部にふるえた。並一通りでない心地よさに「もぎり募集してないかしらん」と考えてしまうほど。20歳時は恵比寿ガーデンシネマのバイトを希望してたのに…時代の変遷と冷静な加齢への配慮…)
 私生児として生まれ、愛されたい願望が非常に強いヴィオレット。思想的立場から疎開し仮面夫婦状態で暮らすモーリス(男色家)に言い寄って突き飛ばされたり最初から難儀な様子です。
 モーリスは作家。といった縁からパリに出た折ボーヴォワールの著作を手にし、瞬く間に魅了され、住居をつきとめ、自身の文章を読んでもらう。ボーヴォワールもヴィオレットの才能を賞賛し、物書きとして自立できるよう心身ともにバックアップし始め…みたいな話なのだけれど、
 とにかく2人の女性の対比が強く美しい。向かい合っているだけで心を打つ。
 カフェですごすボーヴォワールを見つめるヴィオレット(例のあれよ、カウンターがあって椅子席の頭の部分だけが鏡でソファは合皮みたいな、カリーナが座ってたようなやつ)。
 そのときのシモーヌの静謐美麗な姿ときたら…!ボーヴォワールに過剰な思い入れはなくとも悪いイメージを抱くわけない東洋のフランスかぶれにも「きっとこんな女性だった、はず!!」と感じ入らせるたいした説得力!
 美しくて細長く、いつでも上質でシンプルなものを身にまとい、鼻筋が通り過ぎるほど通って、瞳の色は深く。同性愛者(両刀使いなんだけどさ)のヴィオレットでなくても崇めたくなる姿かたち。
 一方、服装や人生規模にまで色柄を愛するのがヴィオレット。こちらもたいへん魅力的で、柄on柄やスカーフ使いが目にうれしい。(不細工不細工いってたけど、ふつうにきれいじゃん…)(実際の彼女もファッション誌によく寄稿してたそうでおしゃれさんだったもよう)プラダっぽいつうか。太陽のしたで執筆したがるところ(パリの安アパルトマンでも窓辺でペンを走らせる)に彼女の本質が見え隠れしたり。
 おしゃれ映画ではありませんし、はっきりいってそれどころじゃないひとたちなのでカッコに言及しすぎるのも下卑ててアレなんですが、ロビーで岩波っぽ〜い老婦人(Bunkamuraにはいない類の。司書っぽい、白髪まじりでなにげにドイツ語とか話せそうな)が「女優のファッションがよかったわねえ」とおっしゃってるのを耳にし「映画とは!!!」と高ぶってしまい、つい…失礼しました。
 ヴィオレットのボーヴォワールへの尊敬、恋慕、執着。だからこそ憐憫の目でみられたくない意地。と、ボーヴォワールの文学者同士彼女と対等であろうとする毅然とした態度の描かれかたもすばらしかったし、
 ことあるごとに反撥するヴィオレットの母への愛憎の、奥深くにあったものがボーヴォワールがその母を失ったとき垣間見える、とか…ああ!
 だがしかし!!!なにより自分を一番射抜いたのは「40すぎてなにもないのよ!!!お金も、仕事も!!!誰にも望まれていないの!!!」というヴィオレットの叫びだった!!!つ〜う〜。
 堪忍ナア〜暗い〆で。でも本気で数分間残響しててん…ウチの心のなかで…。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
霧笛楼だなんて、お土産的なもので頂くお菓子くらいの認識しかありません。。。

横浜から遠ざかったから思いますが、あそこは良いところですね。
妙に懐かしく思うことがあります。
Dっち
2016/02/16 00:41
霧笛楼、と〜っても素敵でしたヨ!
ってもわたしもまるで知らなかった素人ですが。敷居高すぎず。でもウエイティングバーまであって、すごくちゃんとしてて。
なによりおいしいのがよかったな。かぶれすぎてない洋食で。お皿もカップもいちいち「横浜!開港!ハイカラ!」…是非一度いらしてみてください〜。
結婚記念日とか親御さんの喜寿の記念とか、そういう使い方が似合いそうです(若いカップルのデートとかより)
まき。
2016/02/16 10:48

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