平坦に思えるほど緩い坂道を。

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<<   作成日時 : 2016/03/10 16:41   >>

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 3/5(土)
 もうひとつ映画みるかもだしな〜と考え、午前の部に予約しておいて正解。
 朝食後すぐ銀座にゆき、メゾンエルメスで『青いパパイヤの香り』を。(3月から新年度のル・ステュディオ。受付開始2時間で埋まってしまうため、今年もチケット取りに気合いれていかなければ)
 始まったとたん、とてもなつかしい気持ちになりました。90年代のいつか、シネマライズで観たきりだから。こういうのお得意だったよネ〜あそこ。アジアの、極彩色の、おしゃれなひとが好みそう〜なやつ。
 今回ぐっときたのは、ヒロインムイの10歳時代の「瞳」でした。だってさ、自分や周りにもうこんな「真っ黒」な目のひといないんだもん。ずばり「老いて」。
 白目が真っ白なのはほんの若いときだけ(14歳とか? 髪も15歳から細くなるっていうしね)は有名な話ですけど、黒目がはっきりしてるのも19歳あたりまでな気が。
 20代以降、本当にいろいろ変わりますから人体は。24,5歳のキョンキョンがもっと若いアイドルに「肌きれいね。19まではなにもしなくてもきれいなんだよね」といってたのを覚えている私は、今思えば彼女の「悟り」に感心したのだと思うけれど(劣化劣化いうひとらはまじ勝手にすれば〜だが、彼女はずっと前から「わかってた」。宝島の連載で、舞妓さんと「先を考えるのは怖いよ〜」「こんなにいまだけの仕事ってないし」などとしみじみいい合ってたのも忘れがたい)素材の力は瞬く間に終わる。
 ロリな意味じゃなく、そっからまだ20年近くは努力しだいでぜんぜんいけるんですけど。さておき。元来猫顔より犬顔好きで黒目に弱いのにくわえ、ムイのそれはことさら美しかった!と。
 口数少なく(10歳で田舎から女中に出されてほがらかでなどいられまいが)ただひたすら先輩から仕事を習い、掃除洗濯お使いにいかされ、たまに料理や自然に対し静かに頬を染める(いや〜とにかく全篇とおして食事がおいしそうで!今夜は青菜の炒め物や!!と叫びそうになる始末)
 内面のうつろいが表情のみで伝わる少女」の「瞳」。アップになるたびドキドキした私でした。
 ゆうても。2016年ともなりゃ「ムイと同じ年の娘を病気でなくした奥様」に近い目線で、だったけれども。死んだ子と同い年の少女を預かったら、そりゃいろいろ考えるし影を追ってしまいますよねマダム…。
 (そうでなくともあの奥様には肩入れしちゃうけどサ。姑と夫にひたすら従い、誰にも相談せず自分のアクセサリー売って、頻繁に愛人作って家出する夫の代わりに米買うとか…主婦とは!)
 20歳のムイのパートも堪能したけれど(黙々と働く使用人が婚約者より美しく性格もいいとくれば、音楽家の主人の行動も無理なしだし〜ムイがずっと憧れてたひと。「思いの成就」つったらめでたしめでたし!です。ただ手出すだけじゃなく「教育」を施すのもいいしィ〜あんたさすがパリの音楽院出てるだけあるワ〜 →誰)
 どっちかっちゅうと私は前半のほうが好みでした。昔みたときもそうだったような。
 楽しんだあとは銀座線で渋谷に移動し、シネマヴェーラで「ミュージカル映画特集 ジャズで踊って」(辛抱たまらず、その前にミスサイゴンでお昼食べちゃったわかりやすい俺…) 『踊らん哉』をば!
 アステアのキレッキレ具合にただただため息。「クラシックバレエのトップダンサー」役を一瞬で観客に納得させる跳躍力、身体のやわらかさ、美しい姿勢。タップで踊りまくるシーンでは当然比類ないものをみせてくれ、歌わせればあれ!笑顔がまたあれ!
 ジンジャー・ロジャースもむろん素敵で。踊れるひとはかっこいい!かわいくてもきれいでも、まず「かっこいい」!
 ゴージャスな服装と髪型(片側だけうねるようにコテあてたヘアとか〜ヒモつかロープみたいなやつがウエストから一周のれんよろしく囲むキラキラのドレスとか〜)みるだけでテンションあがる!あれでコントに見えないとかちょういかす!(2人そろってスケート場で歌い踊るシーンも一歩間違えればだかんナ)
 そ、し、て!上映後にはお目当てのトークショー!!!お名前を存じ上げるだけだった(当たり前)瀬川昌久さんとコシミハルさんの。豪華!
 瀬川先生、矍鑠としてらっしゃってびっくりです。91歳って!!!長命のいない血筋としてはにわかに信じられませんでしたが(80過ぎもなかなか…)
 あの感じならば長生きも楽しそう。ご自分の足で歩いて記憶をひもとき、はっきりお話される。ほかの登壇者の問いかけに遅れることもない。
 そのさまだけでも圧倒されましたが、おっしゃる内容がも〜ひとつひとつ真の趣味人かつ知識人!!
 三島由紀夫と同級生だったそうなのですけれど「う〜ん、ぱっとしなかったかな」て形容。幼少時には英国に住み、戦前のアメリカに何度もいき。ニューヨーク時代に至っては「で、チャーリー・パーカーがやるっていうからさ」みたいな。ほれぼれ〜!!!世界が違うとはこのことです。
 露骨に反戦に言及されなくても、真珠湾攻撃の日に一応ご家族から(えらいハイソでリベラルなご一家で、ウィキみてさらに驚愕!ミュージカル化されたファミリー。大河レベル!)「今日はやめておいたら?」といわれるもどこ吹く風でジャズを聴いてらしたとか、東京大空襲でレコードコレクションが殆ど燃えてしまって…とか、
 時代も立場も越えて、一般人の私ですらぶんぶんうなづいたり義憤にかられることしばしば。
 知力と想像力を兼ね備えたひとはこうして昔も今も実在するってのに、なんでバカばかりが権力を!!!否、バカほど権力を!!!
 つって〜どんよりとむかむかがとまらなかったところ。コシさんの変わらぬお声とほっそりした姿と(踊るひとって!→二度目)愛らしい声に落ち着きを取り戻させていただくなど。
 (コシさんは高校時代クラスの唯一の友達が大ファンでライブに何度か出かけた思い出が。友人は趣味がはっきりしてて、コシミハルとショコラータと美空ひばりの切り抜きを部屋に貼っておった…)
 実のあるおとなはすばらしい。いいものは、いいだろう〜とわざわざいわれなくても気づくんです。感動やクールや美を押しつけるのはださい。弱い。中身がない!

 3/6(日)
 ベランダの掃除と散髪で明け暮れました。あそこがなぜあんなに汚なくなるのかいまだわけわからん…黄砂も吹かず桜島も近くにないのに…(働きながら子育てしながら週一で掃除してる知人がいて恐れ入っちゃう。玄関も2週間に1度しか掃けないよワシは)
 あまりの頑固な汚れに辟易し途中で放棄、髪を切りに出かけたら。
 サロンに!憧れの!(そもそもこのひとが切ってて通いだしたのだ)プティローブノアーの阿部さんが!一気に浮かれました。
 何度みてもかわいいわ〜。芯が強そうで笑顔がきらきらしてて、Pコートにスニーカーなんて!きゅんきゅんきゅん!とたんに「完全なるイイ一日」となったしだい〜(し〜ん)

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