平坦に思えるほど緩い坂道を。

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<<   作成日時 : 2016/06/11 14:43   >>

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 6/4(土)
 またまたヴェーラへ。この日は映画2本とトークイベントにフル出席。長時間いることとなりました。
 お昼はいつものパン屋。保守的で一向にかまわない店舗なのにちまちま挑戦するのも好ましく、りんごのデニッシュが新発売されてておいしかった。
 けれど。ゆうても病院(しかも休日)です。救急患者が運び込まれりゃ雰囲気一変。わさわさしつつも沈痛な面持ちのひとが現れだし…よりいっそう寡黙に見舞い客っぽくふるまい、さっさと出る私だったのでした。
 みたのは『囁きのジョー』と『砂の香り』。
 小西さんセレクトなんですが、なんと氏未見の2本。彼にみてない映画があるのも驚きだけれど、あのクラスになると映画館にみたいものをリクエストして上映させられるのか…アラブの石油王かよと…(たとえが昭和。マークザッカーバーグとか?)そんなあたりにも心を動かされたり。
 どちらもネットで事前情報を探るもほぼヒットせず、ごく少量の悪評のみ。とくに後者のたたかれようったら…トンデモなのだナ〜と覚悟をきめ、でかけますと。
 ほぼ満席!さすがご本尊がくるとネ〜なんつって席をとりお手洗いにいこうとしたらドア押さえてくださったのが小西さんご本人!あがるわ〜。
 ドア押さえてもらい(に類するもの含)歴では、人生最高、未来永劫超すのは当人しかありえない第一位「小沢くん」!(なつかしい話をしますが、西麻布YELLOW) 次が、ABCの金井美恵子さん、それについで。って感じでしょうか(素敵なひとは親切なのよ。ぶつかってあやまらないやつとか一生報われないぞ)
 さておき。1本目の『囁きのジョー』は諦めてたよりはるかによくって〜先人がいうように加点法でものをみるって大事だわ〜と学んだしだいです。
 のちのトークショーで遠藤さん(元シトラスの。E店長…)もおっしゃってたけれど「すごくピチカートファイブっぽい」の。女性上位時代が流れてきてもおかしくない。
 【若くて美しい顔の娘と、ふしあわせそうな男の物語】というテーマそのままに、ジョーの恋人でモデルのカナコ(麻生れい子さん)がとてもかわいくきれいで、現代っぽい容姿。はたちくらいのときの梨花みたいです。
 (ぜんぜん関係ないけど、市川実和子ちゃんが当時「なんか〜雑誌的には敵対扱いだけど、梨花ちゃんめちゃくちゃいい子だよ」っていってたのじ〜んとしたな〜。てまたつい昔話が)
 内容ははっきりいって「ない」けれども、かっこいいジャズ(サントラ気に入ってどうしても映画がみたかった、という小西さんの言葉よ〜くわかる!音楽がとにかくいかしてて。退廃的なムード。酒。煙草。スーツ。ピストル。神宮外苑。絵画館前!)と、夜毎集う女たちの、盛った髪、ファッション、メイクだけで充分楽しめます。てか、とにかくカナコね!しつこいが。
 「ブラジルいきてえ〜」が口癖のジョーの、根拠がよくわからない浅薄さもいい。こんなバカにいれこむカナコもどうかと思いますけども、恋愛だから…。
 途中おもしろい部分がいくつかはさまれつつ(いや、むしろ基本荒唐無稽が続く系…)佳境へ。
 美しく悲劇的な道を歩むカナコと、自由奔放のつもりが八方塞りの「バカなまねはやめるんだ!」と怒鳴られるしかない袋小路へ追い込まれるジョー。
 2人とも望んだ選択なので、まあそういうこともあるだろ…(現実には完全ナシだけど)なラストがまっているわけですが、みられてよかった!スタイリッシュ度だけで。ソフト化なんてされないだろうからサ〜(自身もぜひもう一度とか思ってないし)
 んで。2本目『砂の香り』を。最初回想シーンゆえ赤いのかと思ったら、ずっと…。単なる褪色でした…。
 青年をかどわかす人妻たりうる色っぽさ炸裂の浜美枝。つっても、気が強く、いうことはいうし、秘密は絶対秘密。ジョーのほうでも全般そうだったけれど、この時代のサイケなワンピース姿の美女ってすばらしい。やせてなくていいし、万人に好かれなくてけっこう!って態度が。
 映画としては☆ひとつ…はひどいにしろ、ふたつかな〜感はたしかにあったけども、ボンドガール浜美枝の裸体が拝めますし、
 たまたまとはいえ、1本目の中山仁(ハンサム)がこちらでも主役で、ジョーはふりまわす、こちらではふりまわされる、とうまく対をなしてたもんだから「ニコイチ」として? 私はイヤじゃなかったです(いい映画とまではとてもいえませんがのう〜)
 そしてそして。トークショー!
 立見まででる大盛況でしたけど、幕間さくっと席があき、後方(映画館ってそれぞれ「お気に入りの席」があるよね〜。小西さんも遠藤さんもおっしゃってたけど、自分にしっくりくる画面の大きさと角度で。ヴェーラなら私はうしろが好き)からすっと3列目に移れてラッキー!(近くでみられたのもだけどパンフとかレコードジャケット出すから、氏は)
 遠藤さん、きれいになられたような…。黒ずくめで素敵でした。物腰もちょうどいい「おとな加減」。
 小西さんはもちろん相変わらずの紳士でらして、名画座経営苦労話に花が咲いた流れでヴェーラ支配人夫人の由美子さんも加わり3名でトークされたんですが、おとなの、映画に詳しい人たちってスーパーかっこいい!しびれました(女性陣がきれいでおしゃれだったのが大きい)
 本もだけど、そもそもあまりバカだと理解できないじゃないですか映画って。で。みるうち、より多方面に詳しくなって、なったほうが断然おもしろくて。年月が重なるほどさらに賢く、知識人ならではの深みと余裕も会得してゆく…(まあねえ〜忘却やら混濁もしてくが〜)
 イコール!あのかたたちは「とても博識でユーモアあるひとたち」!なわけ!
 フィルムの状態とか権利問題、よその上映スケジュールとの兼ね合いなど、かけたいの借りてきてやりゃいいってもんじゃぜんぜんないらしく、名画座を続けてくのはちょう大変そうですが、
 「生きてる」ひとたちをみるのは得がたい経験でした。夫人は10年後なんてまったくわからないワ…みたいなことおっしゃり、それも想像に難くないけども、今みんなそうですしね。少なくとも私はね。存命かすら。
 (あ、この日は長谷部さんもいらしてたため近距離で目の保養を!重ねて!年上のかっこいいひとたちをたくさん瞳に焼きつけられ、気分いい時間がすごせましたって話ですワ!フー!)

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