平坦に思えるほど緩い坂道を。

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zoom RSS It's a Sony 展にいきました。

<<   作成日時 : 2016/12/08 08:10   >>

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12/3(土)
翌日はメゾンエルメスで『美女と野獣』を。
腑に落ちない箇所は限りなくあれど、映画的幸福に溢れ、あてられ、黙るしかないコクトー様らしい作品。
美女が心底美しく、冴えない期のシンデレラ的カッコでも嘘みたいにきれい。むしろ頬被りで顔立ちと頭の形だけのため美しさ丸出し。相手のジャン・マレーは東洋・世紀を超えた圧倒的美男子で、蝋燭を掲げる腕(のみ)も室内の銅像の動く瞳(のみ)も、ただただ耽美。話がオチることになんの意味が? という徹底した姿勢が気持ちいいほど。満足。
ついでにふと思い出してお隣のソニービルにゆき it's a Sony 展に寄ったのだけれど、
ここからがトピック!大変おもしろかったのだ。興奮に次ぐ興奮。2000年代まで浮かれまくり撮りまくる私(現代らしく撮影拡散おおいにOKだったんで)
自分の年齢のせいもあるけれど、21世紀以降のフロアは通りすぎただけなのに比べ、
70年代の、ダンボール箱みたいなブラウン管テレビや「世界一小さい」と謳われるトランジスタラジオ、オープンリール、レコードプレーヤー、家電屋さんに飾られてたらしいキャラクター人形、グッズ、ポスター、雑誌の広告から目が離せなくなってしまった。
80年代となればこっちのものだ。ダブルカセットデッキやベータのビデオデッキ、音楽に聴き入り目を閉じる猿、初代WALKMAN以降、あれもみたこれもみた、いや、みた気がするものばかり。モノ自体の発する魅力にも目を細めたくなるほどだったが、それらをお店にみにいったり、カタログ並べてああだこうだ悩んだであろう当時のイカした若者を思い描くだけで高揚し、装着して汗や涙を流すCMのアイドルやアスリートの輝きに胸躍らせ、クラクラ。
ことに。すべてが前に、良き方向に、進んでいると誰もが信じてた時代の「自分だけの世界に信じられない良い音のBGMを響かせ、見える風景を変えた小さな箱」の褪せないスタイリッシュさよ。
どなたかが「iPhone は初号機が最高にかっこよかった」といってたけれど、懐古趣味ではなく、だろうなと思う。売れるものは最初から姿がいいのだ。
Mac同様、途中丸くなったりスケルトンになったりして、ああ、ひとの思いつくことは。そして歴代ダッセェのが存在しない奇跡とは。
カセットテープ総覧も見事だったし、当時の広告を製品と並べる見せ方も秀逸で、このCDウォークマン持ってたわとか、友だちと同じvaioじゃんとか。
SONYの音楽部門のCDジャケット一面バーン!もあったのだけれどそこはなぜかあまり反応せず、ラストにぐっときたのはmy first Sony。カヒミやローファイ好きのバカ女だったがゆえ、対象年齢はるか上回る大人でもあいつらにはしびれたもんだ。で、今も新鮮。立派にかわいい。恵まれていた青い春。
なんてったって素人にもリミックスやDJをいとも簡単にやらせてくれた立役者たち勢揃いなせいか、そこはかとなく岡崎京子展と来場者の雰囲気や層がかぶってたのも居心地よく。
40代夫婦、アートスクール系カップル、メガネ男子、ふてくされた感じのおしゃれな女の子…。会期中にもう一度いきたい。

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