平坦に思えるほど緩い坂道を。

アクセスカウンタ

zoom RSS GOOD LUCK!

<<   作成日時 : 2017/04/14 10:57   >>

トラックバック 0 / コメント 0

画像

3/31(金)
目覚めたら、うっすら雨。これが昨日のアドベンチャーデーだったら…とぞっとしつつ、暗い海にはそのよさもあり。しばしアンニュイにひたる私。
(早起き病ゆえここで6時くらい。昨夜、弟が「朝食は7時半でお願いします」とはっきり予約するのを、へえ〜あのひとにしては早いけど旅先だから満喫したいのかしらと受け止めてた)
歯を磨き顔を洗いツイッターみるなどしたのち着替えて7時すぎ。隣室からはまるっきり物音がせず気になるも、5分前にきてといわれていたため25分きっちりにベルを鳴らすと、
真っ暗闇から弟が短パンで登場。「あ、悪い…いま起きた」 なつかしい。
彼は3秒で寝る姉と正反対の「快眠症」で、実家にいたころ(後半の彼は留学や長時間労働でほぼ会わなかったけども)こういう状況がよくあった。
「嫁もそう」ときいてはいたが、一家揃ってなのね。食べ物同様、睡眠も傾向が似てるほうがなにかと便利だものね。
彼らがいつ起きようと私はなにも困らないので「30分くらい平気でしょ。準備できたらきて〜」と残し、部屋に戻って読書の続き。
持っていったのは長谷部さんの『メモランダム』だった。飛行機に乗るひとり旅では小西さんか長谷部さんの本を連れてゆく率が高い(もろもろちょうどいい)
『メモランダム』には彼女特有の(それが味でもあるんだけど)「ちょっとむかつく感じ」もなく、とくに香水の、シャネルの調香師に会いにいった折の文章がたいへん響いた。C帝国〜な部分もでかいけど、大切にされたいのよ、というまとめが。
そう。大切にされたいのだ。食べさせてもらいたいとか、高価なものを贈られたいんじゃない。ゆえに、大切に作られた衣服やバッグや靴を身につけていたい、香水も。と。その考えかたをただ正しいと思う。
自分が自分を大事にしなければ周囲から大切に扱われるわけもなく、そうすることで立ち居振る舞い、話し方すべてが変わるから。
彼女と私とでは桁どころか、住む星も違うけれど(「大事に扱われたとみなす衣服」だって私のそれは「古着」だからサ)よくわかる。ユニクロ着るし無印も好きだけど「それだけ」では楽しくない。
一年ごとにスタイルが変わるのを素敵と思えない。大切に作られ届けられ、プライド持って売られたものを、自ら手入れして20年着続ける暮らしを選びたい。
オシャレ〜とかモテそうとか「幸せそう」などと誰かに感じていただかなくてけっこう。香水はさらに形のないもの。その「意思」もひときわだろう(私は無臭派なので推測だが)
てことで。和歌山で学びを得たわ〜と、何度も読み返したしだいなのだった(「暮らしてみたいって…おねえさんが白浜に住めるわけないでしょう。ちなみに私も絶対無理〜」と義妹は一笑にふしたけど)
のち一同揃い、大量の朝ごはんを食べている最中(ひと皿ひと皿確実においしいが、正直、干物と梅干と味噌汁で充分という)
「一刻も早くとれとれ市場にいきたい!」義妹と「雨でも海にいきたい!」と主張する姪で一騎打ち。
両者一歩もひかず、いよいよ「お母さんはいなくていいよ!まきちゃんと海がみられれば!まきちゃんと海にいきたい!」といいだす姪っ子。
かわいいかよ!つか20年ぶりくらいじゃねえの…一緒に海みたいとかいわれんの…とぼんやり感慨にふけりながら、「いいよ、いこう。まきちゃんまだ近くで海みてないし(姪っ子たちは初日すでに堪能している)飛行機できれいだな〜って感動したから」と物分りのいいおば発言。こっちチームは海に立ち寄ってからの市場に、で一件落着したのである。
姪は女の子らしくお花屋さんやパン屋さんになりたがるタイプで、なんと「砂浜で貝殻を拾う」のが長年(7歳だけど)の夢だったそう。乙女!乙美遠足のビーチコーミング時「あきた〜はよかえりたい〜」とぶつくさいってた私の血縁とは信じられない。
この日も小雨降るなか貝殻を集め、温泉(足湯できるとこ)でていねいに洗い、かにさんだやどかりさんだといちいちみせてくれる天使ぶり。いいコだなあ。それに比べ、つくづく自分は陰気なガキだった。
(とはいえだからこそ。ああいう子がいたらいつでも味方になってあげたい。わかりやすいピュアな子どもだけが愛されるんじゃ昔も今も「わたし」が浮かばれない)
霧雨でも南紀白浜は美しく、晴れていたらさぞやとぐるり。遠浅。白い砂。おだやかな波。
姪っ子のニューバランスが濡れてきたところで退散。靴下まで染みてきたというので、ホテルでパンダソックスを買って履き替えさせ、とれとれ市場に移動。
想像通り弟は喫茶スペースですでに休憩に入っており、義妹は広い市場のどこにいるかわかんないほど東奔西走してたけど、最後に合流。私も義妹にはとてもかなわないが、海鮮食品をがしがし購入(とれとれのテーマも覚えたぞ)
その後。みんなで一杯コーヒーを飲んで空港まで移動。一日3便、JALしかこない船着場みたいなこじんまりしたそこから羽田へひとっ飛び。帰りは揺れで温かい飲み物がいただけなかったのが残念であった。移動中のコーヒーが好物なもので(あと子どもといるといつもよだれが出るやつな→「私にもノベルティ!」)
午後の真ん中あたりに東京につき、空港内のレストランで遅いランチ。「だめだ!クレープも食べた〜い!」という義妹の意見でそのまま店を変えてお茶も。
私もやりたいことやるほうだけど、義妹や姪もあまりがまんしない性質らしく、全体にみてて気持ちいい一泊二日だった。
そして。東京ってなんだろうか。と何度も思った。嫌いになりかけているのかもしれない。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
GOOD LUCK! 平坦に思えるほど緩い坂道を。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる