平坦に思えるほど緩い坂道を。

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<<   作成日時 : 2017/07/09 20:36   >>

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自分の時間がほぼとれなかった3週間をへて。
奉仕の合間ぽつぽつ「いつもの」土日がすごせておりうれしい。失ってわかる「通常運転」のありがたみよ。

この期間みた映画のふりかえりでも…と思ったが『マンチェスター・バイ・ザ・シー』と『20センチュリー・ウーマン』、シネマヴェーラのミュージカル特集にて『突貫勘太』『シンコペーション』くらい。
モヤるけれど、こういうのが10年以上続くひともいるわけだし、優れた作品ぞろいだったので文句はない。
とくに「20センチュリー」。私みたいなひとは例外なくマイクを好きだと思うが、イエス! もちろんご夫婦揃って贔屓にしております。どっちかつうと作るものはミランダ<マイク・ミルズかも、くらい。小説は大大大好きだけどネ彼女。
(しかしあれだ、我が国では「キマりすぎちゃうん?」なシャレ夫婦はたいがい別れてしまうが、この2人は素敵やろ〜な雰囲気を出してこず、単に異国で情報が少ないだけかもしれないけれど、ベストパートナーやらラブラブでえとかいいまわらず子ができようがお互いの作品に協力しようが、フレッシュさの目減りしないところ相当かっこいい)
じわ〜ん度で測れば個人的には前回の「ビギナーズ」に軍配があがるものの、名作に疑いなし。年間ベスト級。登場人物の誰もがまじめに生き、間違え、ムキになり、他者を思いやったり傷つけたり傷つく。成長したり足踏みしたり。
少年が周囲の女性からフェミニズムを「吸収」していくさまがよかった。多少「不自然に」持ち込み、教育しないと「あのくらいの認識」など男子にはできないのが痛いほど伝わった。導く女性がエキセントリックに扱われ、鼻白まれる様子とともに(エンドロールで参考文献を列挙するのも気が利いてた)
三世代の女性がそれぞれ魅力的で、ことにエル・ファニングの透明感ときたら。と、ここで余談ですが、いわゆる「透明感」を私はさして重要視しておらず、悪いものではないと認めつつも最高の褒め言葉と思えぬまま今に至るのだ。便利な言い回しと感心はしても(SNSなどにおいてとくに)
がしかし、今回のエルたんはまさにそうとしか表現できない佇まいだったので使いたい。使うよ臆面もなく。透明感あったわ〜「サセ子」なのに変わらぬ品と愛らしさ。「自分で自分の体を支配する」一貫性。
隣で眠れるくらい信頼する相手にも「それは(まだ)できない」と断る。受け入れる少年も正しい。映画をみて「あれはキツイ。生殺しだ」との感想を述べるひとも多かったらしいが、だって彼女の身体なのよ。流れに従う理由は一切ない。2人きりでベッドにいる状態だって、女性はノーといっていい。
ヴェーラのほうは、告知当初蓮實重彦先生のトークイベントつきだったので、前のめりに行く気百パーだったのが、お身内の不幸でご欠席。
代わりにいらしたのが大谷能生さん。興味深い話ばかりで、博識は魅力だな〜と痛感したしだい。
『シンコペーション』は本邦初公開(ソフトもないそう)。「私がジャスに明るくないため、トンデモっつうか唐突? 社会背景の潜ませ方が異様にみえるのかしらア」と頭の端で常に悩みながら鑑賞してたのだけれど、あの大谷さんも、元を正せばハスミンも「やばいブツ」と反応した作品ならば、それも道理であった。いびつなんだよね。妙なバランスで。変に怖くて。
とはいえ、レアな映画をみられて幸運だった。この日は非常に混んでたのに(自分尺で)良席をゲットできたし。
二本ともエクスキューズなく「白人と黒人は人間と犬ほど違う」前提で製作されており、なかなか感じる部分もあったりなんだり。

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