先細りランチタイム。

画像

4/6(土)
庭園美術館にある du parc で楽しく身内ランチ。のはずが、
待ち合わせ30分前、母から不穏な連絡が届いた。「いま目黒のホームにいるんだけど、お父さんが動けなくなっちゃって。どうしよう」
ひい…。父は(母もだけど)がくっと歩けなくなることがこれまで何度かあり、加齢ですナはっはっは、で済んだためしがない。必ず病気で、たいてい→救急車→入院コース。
深く走る南北線のホームへ向かうエスカレータで脳内フロー。いまから移動して入院手続きも面倒だけど、お通夜とかそ~いうアレもなきにしもあらず…ふう…。
親切な学生さんに手伝ってもらったとベンチに座り込んでいる父と、すっかり疲れ果てた母の姿。駅長室ってどこだっけかと思いながら近寄ると「悪いんだけど、お店にキャンセルの電話いれてくれない?」
いいけど、ホームはとにかくうるさくて話にならないし、タクシーや助けを呼ぶにもまず地上まで出なければ。常日頃の階段を避ける習性が役立ち、バリアフリールートで上まで親を連れていく。
途上、息あがりまくりで肩を母にまかせた状態なのに「いける、レストランまで」といいはる父。座ってさえいれば大丈夫だそうで(ほんとに「だいじょうぶ」なわけはないが)、
弟に現状報告をし、そんなにいうならとタクシーで出向いた。410円。
義妹がコートハンガーのところで不安げに待っており、「びっくりしちゃって…」「だよね~。私も」と暗い阿吽の呼吸。弟たちは車できたそうで(乗りたくてたまらない時期なんだろうよ)「帰りはお父さん、実家まで送るから」といってくれた。そんなシーンで姪が「4年生になったんだよ!」と天真爛漫な発言。子どもってありがてえな。
案内されたのはガラス張りの庭園に面したよい席で、予約の大切さを痛感するとともに(先週が先週だけに)、全員に気をもませておきながらいきなりワインを頼む父に、母と私はけっこうなダメージをくらう。
(殊勝なところをみせてくれれば、生活変えてでも看病しようっつう気になるものを…ムキー)(がしかし、嗜む義妹は「私はおとうさんの気持ちわかります!」。飲酒ってやつは)
さておき。
お店自体はみなに好評を博し、セッティング者として達成感を得た。予約時90分でどうのといわれたわりに2時間ゆっくりできたし、味も量もいい塩梅で、展示とのコラボってところも「ならでは」。全般しゃれててね。
(八芳園でいいわよという母に対して「新規開拓しようぜ~」と弟がいって私の提案をうけてくれたのだ。マアあそこも素敵だけども。美しい庭園みながら重くないランチなんてよきものに決まってるわけで)
食後、当然ひとやすみする親を尻目に、弟一家と私だけ(母のはからいで)庭園内をぐるっと散歩。
ここがすばらしかった。200円でこの贅沢はない。お隣の自然教育園の野趣あふれるさまも好みだけれど、小ぶりな上品さを求めるなら断然美術館。
なんせ桜のハイシーズン。宮様は当然のごとく邸宅に絶妙な配置で桜をおき、庭師は腕によりをかけて整えるわけで、流れ流れてそれを享受できるわれわれは幸せだ。
川あたりのウエ~イな輩も皆無、混雑もさほどでなく、やはり選ばれし区って感じ(住んでるところの区役所とかもかっこよくて好きだけど、優美さが違う。支所も図書館もレディーなムード。アールデコなど好きなかたは港区に住むといいよ~無責任な進言だが)。
その後、弟の車に父を乗せ(試乗できたちゅうことで)帰宅。疲れた。
最悪の事態を逃れられてなによりだったし、おいしいものとおしゃべりを摂取できてよかったけれど、なにしろ疲れた。疲弊することばかりの人生下り坂期。

この記事へのコメント